スマートキーのトラブル対処法を徹底解説!反応しない・電池切れ・水濡れ・合鍵作成・後付けなど
最近では多くの車種に装備されている『スマートキー』。鍵穴に差し込むことがなく、ドアノブに触れるだけで施錠・解錠が行える便利なシステムです。ですが、水没してしまったり、突然の電池切れになってしまったらどうしたらよいのでしょうか?スマートキーを使用するにあたってあまり知られていない、スマートキーに起こるトラブルに対しての対処方法をご紹介します。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2018-5-14 / 投稿日:2018-2-9
目次
スマートキーとは
スマートキーは、車のドアノブに手をかざしたり、近づいたりすることで施錠・解錠を行える鍵をいいます。
鍵を鍵穴に差し込む必要がなく、非常に簡単に施錠と解鍵ができるため多くの車に装備されています。
雨の日や荷物が多い時などに重宝するので、車のグレードによっては標準装備されている車種もあります。
○ どんな仕組みなの?
スマートキーは、車本体と鍵の両方に取り付けられた電波を送受信できる装置によって作動します。
双方には高度に暗号化された固有情報の送受信によって行われるので、他の車と間違って施錠や解鍵ができないように設計されています。
ですから、同じ車種が並んでいても、区別して施錠・解錠するので誤作動も無くセキュリティも問題ありません。
○ スマートキーの電波遮断にアルミホイルが効く?
最近では『リレーアタック』と呼ばれる車盗難の手口が出てきており、車上荒らしなどの被害が多発しています。
リレーアタックの対処方法として、アルミホイルや金属製のケースに入れておく対策ができますが、スマートキー自体に100%完璧な防犯システムが作れないのが現状です。
また、アルミホイルはバッテリーやその他のパーツにダメージを与えてしまう可能性があるので、電磁波シールド袋といった専用のものを使うのが一番安全でしょう。
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スマートキーが反応しなくなったら?
スマートキーは基本的に電池で動いています。
スマートキーの反応しなくなったり、感度が悪くなったりして作動しなくなったら電池交換してみましょう。
また電池切れのサインとして赤ランプが点灯するものもありますから、ランプが点灯したら電池交換の時期です。
○ 電池交換の方法
スマートキーの電池交換は、非常に簡単で自分で行えます。
こちらの動画はスズキの車種編ですが、概ねどこの車種もやり方は同じです。
まず、スマートキー側面に沿ってケースを開けます。
そうするとスマートキーが二つに分かれますので、中に入っている電池を交換して元に戻すだけです。
この時マイナスドラーバーなどを使用して開けますが、無理矢理こじ開けてしまうと破損してしまう可能性がありますので注意しましょう。
もし、自分の車のキーの開け方がわからなければ、ディーラーやカーショップでも電池交換を行ってくれますから、最初は頼んだほうが安心です。
※料金がかかることがありますので事前に確認してください。
自分で行う場合は、破損やパーツの紛失に注意してくださいね。
○ 電池交換ができない時の対処方法
外出先などですぐに電池交換ができない時は、スマートキーをエンジンスタートボタンにかざしてください。
ブレーキペダルを踏んで、エンジンスタートボタンにキーをかざします。
するとエンジンボタンが緑色に光ったり、「ピーッ」と音がしたりしますので、その後10秒以内に再びブレーキを踏み、エンジンスタートボタンを押すことでエンジンがかかります。
※車種により方法が変わる可能性がありますので、取扱説明書で確認してください。
こちらの動画はトヨタ車で、わかりやすく説明されています。
万が一の時のために、このような機能が装備されていますから慌てずとも問題ありませんよ。
スマートキーは水に濡れても大丈夫?
スマートキーには生活防水機能が付いていますので、濡れた手で触ったり、雨で濡れた程度であれば耐えることができます。
しかし、洗濯をしてしまったり、水没させてしまったりすると耐えられない可能性が高いので、新しいスマートキーを購入しなければなりません。
生活防水の範囲を超えての水没をしないように、取り扱いには注意してください。
○ 一瞬だったら故障しないかも?
水たまり等に落としてすぐに拾い上げた場合の「一瞬の水没」であれば、もしかしたら復活するかもしれません。
濡れてしまったスマートキーをタオルの上に置いて、自然乾燥させてみましょう。
ボタンを押したり、フタを開けたりせず、完全に乾くまでそのままの状態で放置します。
完全に乾燥ができたら、作動するか確認してください。もしかしたら、使用できるかもしれません。
※精密機器ですから、必ず直るとも限りません。無理な使用は控えたほうが安全です!
スマートキーの合鍵は作れるの?
スマートキーを紛失してしまったりインキーをしてしまったりした時には、スペアキーがあると便利ですよね。
新車で購入した時はスマートキーは2つありますが、中古車を購入した場合は1つしかないこともあります。
このような場合は、ディーラーでスペアキーを作ってもらえますよ。
車検証と身分証明書があれば作ってもらえます。ただ、費用がお高めです。
スマートキーにはイモビライザーという盗難防止装置も付いています。
それが、値段が高くなる要因でもあるんですね。ですが必要ですので必ず付けたほうが良いです。
スペアキーの相場は、2~3万円ほどとなっています。
情報の暗号化など複雑な処理をするため、スペアを作るのに高くなっていますね。
スマートキーは自分で後付けできるの?
スマートキーを後付けすることは可能です。
車種によっては、純正のスマートキーを取り付けることができます。
ディーラーで取り付けができるので、自分の車が後付けできるのか確認してみてください。
運転席以外にも、助手席に取り付けたいなどといった場合も可能ですよ。
スマートキーは後付けできる?
社外品の後付けキッドも販売されており、純正品でないため様々な車種に取り付けが可能です。
スマートキーキット エンジンプッシュスターター エンジンスターターボタン プッシュスタートスイッチ キーレスエントリー
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セキュリティー機能などもしっかりとついているので、非常に安心ですね。
取り付けに関しては自分でも行えますが、専門の知識や工具が必要ですので難しいと思う方はディーラーや整備工場に依頼することをオススメします。
取り付け作業時にショートや部品の破損などがあったら大変ですからね。
スマートキーを他の鍵と持ち歩くと故障の原因になる?
スマートキーを紛失しないために、キーホルダーに付けて家の鍵など他の鍵と一緒に持ち歩く方も多いでしょう。
しかし、持ち歩いている時などで鍵同士が接触し、故障の原因になってしまいます。
ボタンが押せなくなったり、反応が悪くなったりする可能性がありますから、スマートキーは別で持ち歩くか、専用のケースなどを使い傷や故障から守りましょう。
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このような仕切りの付いたキーケースだと、スマートキーにも別なキーにも傷がつかなくて安心ですね。
『スマートキー』以外の呼び方は?全16社の呼び名比較!
スマートキーと呼ばれるシステムが各メーカーで導入されていますが、それぞれのメーカーによって呼び方が違います。
1.トヨタ
- スマートエントリー&スタートシステム
- スマートキー
2.日産自動車
- インテリジェントキーシステム
- インテリジェントキー
3.ホンダ
- Hondaスマートキー・スマートカードキーシステム
- Hondaスマートキー・スマートカードキーシステム
4.マツダ
- アドバンストキーレスエントリー&スタートシステム
- アドバンストキー
5.スバル
- キーレスアクセス&プッシュスタート
- アクセスキー
6.スズキ
- キーレススタートシステム
- 携帯リモコン
7.ダイハツ
- キーフリーシステム
- 電子カードキー
8.三菱自動車
- キーレスオペレーションシステム
- キーレスオペレーションキー
9.いすゞ自動車
- パッシブエントリー&スタートシステム
10.フォルクスワーゲン
- スマートエントリー&スタートシステム
11.アウディ
- アドバンストキーシステム
12.メルセデス・ベンツ
- キーレスゴー&ハンズフリーアクセス
13.BMW・MINI
- コンフォート・アクセス
- リモート・コントロール・キー
14.ボルボ
- パーソナル・カー・コミュニケーター&キーレスドライブ
- リモート・コントロール・キー
15.フォード
- インテリジェントアクセス&プッシュボタンスタート
16.クライスラー
- キーレスEnter’N GO
メーカー毎に名称は異なりますが、基本的にシステムはほぼ同じです。
スマートキーを正しく便利に利用しよう!
車の施錠や解鍵がしやすくなり、非常に便利になりました。
電池交換方法や水没の対処方法を知っておくと、役立ちますよ。
また、スマートキーのシステムを利用したリレーアタックといった犯罪手口が起こるようになり、防犯対策もしておかなくてはなりません。
便利になったが故の危険もありますから、十分注意してください。
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