
10年目以降の車…車検は何か変わる?税金は高くなる?
登録から10年経過した車の車検や税金はどのように変化するのでしょうか?車自体も長年使用しているので、様々な部分に傷みが出て、故障も増えてきます。その他にも税金や車検の有効期限などにも変化が起こるのか、10年目を迎えた車について詳しく見ていきましょう。また、買い替えを検討する時期でもありますから、このまま乗り続けた方が良いのか買い替えをした方が良いのかなどもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 投稿日:2018-2-19
目次
10年目以降の車検はいくらぐらいかかる?
車が10年目を迎えた際、車検は翌年で5回目となります。
新車登録から10年経過しているため、様々な部分に傷みが出てきており、これまでの車検費用よりも高くなると予想されますね。
例えば、ブレーキ周りの部品交換であったり、ベルト類なども交換時期になりますから、これまで交換したことない部品も点検が入るかもしれません。
上記は10年目前後にメンテナンス・交換をすべき部品等の例です。
車検時に変えた方がいいもの、毎年変える必要があるもの、10年目に変えるべきものなどがありますね。
例えば頻繁に変える必要のあるエンジンオイルは、4000円程度。
10年目に交換すべきATフルード(オートマ車専用のオイル)は、イエローハットだと6リットル交換で7,000円程度となっていました。
また、タイヤもすり減っているのであれば交換しなくてはなりませんから、全てを合わせると高額にもなりえます。
古い車はメンテナンス部分が増えるため、4回目に行なった車検費用よりも高くなる可能性があることを覚えておきましょう。
車検の10年目以降の有効期限は1年?2年?
車検の有効期限は、新車で購入した場合は3年間有効です。
初回の車検以降は2年の有効期限となっています。
普通車の場合、10年目以降であっても車検の有効期限は2年です。
以前は10年以上経過した車は1年ごとの車検が義務付けられており、毎年車検を受けなくてはなりませんでした。
ですが車の性能や耐久性が上がったことなどから、平成7年から10年を超えた車であっても有効期限は2年に変更となったのです。
□ 1年ごとに受けなきゃいけない車検ってあるの?
普通車の場合は10年を超えていても有効期限は2年ですが、営業用の車は1年ごとに車検を受けなくてはなりません。
例えば、バスやタクシーなど人を乗せて運行する車は、安全面を重視して毎年車検を受けるように定められています。
10年以上経過した車の車検をお願いする整備工場は?
車検をお願いする場合、これまでに依頼をしていた整備工場で全く問題ありません。
これまでと同じように車検をお願いしてみましょう。
しかし、依頼する上で少し注意点があります。
○ ディーラーで車検をする場合
ディーラーで車検をお願いする場合は、「新しい車に乗り替えませんか?」と言われることがほとんどです。
乗り続けると決めていても新しい車を見たり、車検時に代車として乗った車に気持ちが揺れ動くこともあるでしょう。
絶対に買い替えない意思があるならば、これまで通りディーラーでもいいですが、気が変わってしまいそうであれば、あまりオススメできないですね。
○ 初めて依頼する整備工場の場合
10年目の車検費用は、非常に高くなることがあります。
これまでと違った整備工場で車検をお願いする場合は、どれぐらいの金額になるのか不安になります。
整備工場の口コミを確認したり、見積を出してもらったりするといいですよ。
安心して愛車を預けられる整備工場を見つけましょう。
10年目以降の車の税金はどうなる?
10年経過した車の税金は、これまで通りの税額となります。
しかし、数年後には納める税金の額が変わってくるので注意してください。
○ 11年目と13年目の税金には注意!
ディーゼル車の場合は11年、ガソリン車の場合は13年目で自動車税がアップします。
例えば、排気量が1200ccの場合、34,500円から39,600円へと変更になります。
また、自動車税だけでなく、自動車重量税もアップするので注意が必要です。
なんの予告もなく突然増額になった納付通知書が送られてきますので、ビックリしないでくださいね。
10年以上経過した車を乗り続ける?買い替える?
10年も乗って愛着もあるし乗り続けるべきか…、それとも買い替えるべきか…。非常に悩む時期ですよね。
10年も経つと、最新の車には様々な最新機能がついており古く感じてしまうこともあるでしょう。
また、燃費に関しても大きな差があり、年間の維持費なども変わってきます。
ですが、基本的に車は10年経っても乗り続けることが出来ます。
車の寿命は10年10万キロとも聞きますが、必ずしもそうではないのです。
□ 10年以上経過しても安全性に問題ないの?
しっかりとメンテナンスや定期点検を行っていれば、走行するのに全く問題ありません。
耐久性や安全性が心配になってくるかもしれませんが、正しく部品の交換やメンテナンスをすれば走行への大きな支障はないでしょう。
ですが、近年当たり前になってきている「自動安全機能」の面ではどうしても劣ります。
自動ブレーキシステムや誤発進抑制機能などが標準装備され、より安全面の強化がされていますよね。
こういった機能が付く前の車だと、そこは自分の運転技術や目視確認が重要になってきます。
そういった最新機能が無くても問題ないという人であれば、必ずしも「10年目だから買い替えなければなれない」ということではありません。
また軽自動車であっても普通車と同じように、メンテナンスや定期点検を行っていれば安全性に問題ありません。
10年目以降の愛車についても理解しておこう
大切な愛車は長く乗り続けたいですよね。ですが10年を超えた車は、最新のものよりどうしても修理箇所が増えます。
そのため、費用も上がる傾向にあり、それなら買い替えを…と思う方も多いでしょう。
10年を超えたからといって車検頻度が上がるわけではありませんが、乗り続けるか買い替えるかを決める節目ではあるかもしれませんね。
11年目・13年目となると税金が変わってきますから、そこを目安にするのも1つの判断基準だと思いますよ。
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