車の下に液漏れの跡…これってSOSの合図!?危険な液体と安全な液体の見分け方をチェック!
たまたま車の下を見てみたら液漏れがしていた、駐車していた場所から車を移動させたら液漏れの跡があったなど、車の下が濡れていたり何かが垂れている経験をされた方は多いのではないでしょうか。多くの場合は問題のないエアコン等の水だと予想されますが、中には車からのSOSの可能性もあります。今回は、漏れていたら危険な液体の見分け方を解説します。
免許取得歴:20年以上 今乗っている車種:Nissan Skyline(中古で購入) …
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- 投稿日:2018-6-26
車の下に垂れる液体って何?
車をしばらく駐車して戻ってきたときに、車体の下に何か濡れているという経験はありませんか?
この液体は一体何なのでしょうか。何か問題があったらとても不安ですよね。
まず、車には以下のような様々な液体が使われています。
- エンジンオイル
- ブレーキフルード
- ATフルード
- 冷却水(クーラント)
- バッテリー電解液
- ウォッシャー液
- ガソリン
- その他オイル
こういった液体のうち、どれが漏れたのかによって、問題ない場合と車のSOSの場合があります。
垂れても問題の無い液体
車体の下に漏れていても問題ない液体は、『水』です。
水は、以下のような場所から排水されます。
1.エアコンのドレーン
車内でエアコンを使うことで、空気中の水分が除湿され、ドレーン(排水ホース)を伝って車の下に排水されます。
エアコンのコンプレッサーは、エンジン回転を利用するためエンジンに近い位置に配置されていますが、熱交換器(エバポレーター/減圧させ液体や個体を蒸発させる装置)はボンネット内の車室内に近いところに配置されています。
そのため、排水は短いホースを経由してグローブボックスのすぐ裏辺りを通り、エンジンの下辺りに流れ落ちるのが一般的です。
特に夏場はたくさん排水されますので、結構な量の水が排水されます。
もしもこのホースが詰まったり外れたりすると、助手席の足元に水が漏れたりすることもあります。
2.マフラーからの水
エンジン内でのガソリンの燃焼によって、水が発生します。
作られた水分は排気ガスとともに高温で排出されるため、多くは水蒸気として出ていってしまいます。
ですが冬などの気温が低いときなどは、結露になって水のまま排出されることもあるのです。
3.その他(雨水や洗車の水、使用したウィンドウォッシャーの水)
ドアやクルマの隙間に多少たまっていた雨水や洗車の水が、走行の振動によってあとから落ちてくることはあります。
もし出たとしてもあまり大量に出ることはありませんので、よほどボタボタと垂れている場合でなければ問題ありません。
垂れたらSOSのサインかも!問題アリな液体
車で使われている液体を先ほど説明しましたが、よほど車が古かったり、衝突事故を起こした後でもない限りは、液体漏れはあまり発生しません。
漏れているのが水であれば特に問題ありませんが、水以外の場合は注意が必要です。
1.色付きの水
色がついている液体が漏れている…という場合は危険です。
色のついた水は、エンジンの冷却水として使用されているのもです。
色としては、赤や青、緑などのため、水との見分けも付きやすいでしょう。
冷却水が漏れているとエンジンを冷やすことが出来ないため、オーバーヒートが起きる可能性があります。
この液漏れを発見したら、エンジンはかけず修理工場などへすぐ連絡しましょう。
2.粘性のある液体やオイル
粘り気のあるオイルなどが漏れている場合には、早急に修理が必要になります。
エンジンオイルの量の減りは、教習所でも習ったようにオイルゲージで確かめましょう。
ボンネットを開けてオイルレベルゲージ(目立つ色をした丸い取っ手を探しましょう)を抜き取って先端を拭き取り、再度挿し→抜いてからオイルの量を見てください。
その他のオイルの不足は、警告灯などで異常が示されると思いますが、原因不明で滴るほどオイルが漏れている場合には、早急に点検を受けましょう。
3.臭いのある液体
一番わかりやすい臭いのある液体といえば、ガソリンでしょう。
ガソリンが漏れていたら大変危険です。
見つけたらエンジンはかけず、すぐ修理工場などへ連絡して修理してもらいましょう。
液体の見た目や臭いで車のSOSかチェック!
クルマの下に滴る液体について解説しました。漏れていても問題ないものと悪いものは、見た目や臭いでわかるのではないでしょうか。
日頃から、運転する前に車を軽く確認してから乗るのも効果的ですよ。
液漏れがしていたらエンジンをかける前に気づいた方が安全ですし、合わせて他の部位(タイヤのすり減りなど)の確認もできます。
不具合は早期に発見して、故障や事故予防に努めましょう。
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