車泊(くるまはく)でいつもよりもちょっと贅沢なクルマの旅を
車泊(くるまはく)って知っていますか?2017年11月1日に九州地区で車泊事業がスタートして、より認知度が高まってきている車泊(くるまはく)。 これまで車中泊といえば、車の中だけで場所や電源なども限られていましたが、車泊では屋外に電源が設けてあり、キャンプのように利用できます。道の駅などの駐車場の一角を使い、これまでにない楽しさを追求したサービスです。 車中泊はやむを得ない理由で行うこともありましたが、あえて車中泊を楽しもうという目的で始まりました。では、どのような場所で利用できるのかも合わせて、『車泊』とは一体何なのか見ていきましょう。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2018-1-12 / 投稿日:2018-1-13
目次
車泊(くるまはく)って何?
車泊(くるまはく)とは、自然の中で車に寝泊まりし、アウトドア気分を味わうという、新しいタイプの「車中泊」を意味します。
ちょっと豪華なキャンプを楽しむ「グランピング」のように、今までの車中泊よりも、より快適で豪華な時間を過ごせるのが「車泊(くるまはく」なのです。
キャンプサイトのように、事前に場所を予約すれば、電源も確保された快適なスペースを使用することができます。
これまでの車中泊といえば、ホテルなどの宿泊施設がなかったり、お店やスキー場のオープンまで時間を潰すために使用しすることが多かったですよね。
しかし、『車泊』は駐車場を使って、あえて車で寝泊まりをすることを楽しむことを目的としたサービスなのです。
車泊を利用できる駐車場では、屋外電気が使えるので、冬には電気ストーブで暖をとりながら料理を行ったりと、これまでの車中泊とはひと味違った楽しみ方ができます。
手ぶらでもキャンプができるようにグッズをレンタルできたり、近くに温泉などのリゾート施設があったりととても充実している場所がたくさんあります。
あらかじめ予約してあるため、場所探しに苦労することがないのもいいですね。
九州地方では車泊(くるまはく)事業がスタート!
2017年11月1日からは、熊本県と長野県の7地域で「車泊(くるまはく)」サービスがスタートしました。
これは、九州周遊観光活性化コンソーシアムが、総務省「IoTサービス創出支援事業」から委託を受けて実施している「シェアリングエコノミー型九州周遊観光サービスモデル事業」です。
九州各地の観光を盛り上げることを目的として、開いている駐車場や、使っていない土地を利用し、観光客が安心安全に車中泊ができるスペースを提供するシェアサービスです。
スペースには電気が通っており、車でも快適に宿泊できるように整備されています。
<新しい旅のカタチ「車泊(くるまはく)」>地域滞在の選択肢・機会を増やし熊本復興・九州各地の観光振興を図る事業です。熊本県・長崎県7地域で「電気が使え、泊まれる駐車場」の整備が開始されました。詳しくはhttps://t.co/YabioGUXqM pic.twitter.com/IwKpjJpYxs
— 熊本県広報グループ (@KumamotoPre_koh) December 27, 2017
こちらの動画では車泊の簡単な流れや目的などが紹介されていました。
また、車に泊まって地域観光やアクティビティーなどを行える『TABICA』と連携し、さらに車泊を楽しむことも可能です。
車泊(くるまはく)の予約はどうやってするの?
九州の車泊事業の場所に関しては下記のサイトから予約することができます。
予約から使用開始までは、以下の4つの手順で行います。
- 車泊したい場所へネットor電話で予約
- クレジットカードor銀行振込で決済
- QRコードを取得して予約完了
- 車泊先でQRコードを使って、利用開始
簡単に予約が可能ですので、行きたい場所があるときは是非利用してみてください。
九州地方で「車泊(くるまはく)」ができる7箇所(2017年12月現在)
主に道の駅の駐車場などで利用することが出来ます。
2017年の11月から実証実験が開始されたばかりのため、2017年12月現在ではまだ限られた場所での利用のみとなりますが、近くの方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
○ 熊本県
1.道の駅「きくすい」
熊本県玉名郡和水町江田455
2.はな阿蘇美
熊本県阿蘇市小里781
3.道の駅「あそ望の郷くぎの」
熊本県阿蘇郡南阿蘇村久石2807番地
4.道の駅「子守唄の里 五木」
熊本県球磨郡五木村甲2672番地の54
5.道の駅「錦」
熊本県球磨郡錦町大字一武1544番地1
○ 長崎県
6.川棚「くじゃく荘」
長崎県東彼杵郡川棚町小串郷272
7.島原城
長崎県島原市城内1-1183-1
以上、7つの地域で利用できます。
他にも全国に!おすすめ車泊(くるまはく)スポット
日本RV協会が認定している「RVパーク」という車中泊施設が全国にあり、車泊(くるまはく)スポットとしておすすめです。
RVパークとは?
「より安全・安心・快適なくるま旅」を、キャンピングカーオーナーをはじめとする車中泊ファンの皆様に提供するものです。有料ではありますが電源設備なども完備されています。しかし、いわゆるキャンプ場ではありません。施設使用料金よりも、滞在費での収益をご検討ください。
ゆったりとした駐車スペースがあるか、電源があるかなど、7つの条件を設けており、これをクリアした施設のみが認定されるそうです。
■RVパーク道の駅猪苗代(福島県・猪苗代町)
磐梯山や、猪苗代湖という雄大な自然の中にあります。
磐梯高原や会津への観光の際に便利です。町内に17エリアもモン線があるので湯めぐりも楽しめます。
RVパーク道の駅猪苗代(福島県)の情報|くるま旅公式WEBサイト
■RVパーク道の駅のと千里浜(石川県・羽咋市)
近くに、日本で唯一車で走れる砂浜「千里浜なぎさドライブウェイ」があります。
パーク内に足湯などもあり、ゆったりと癒やしの旅ができそうですね。
RVパーク道の駅のと千里浜(石川県)の情報|くるま旅公式WEBサイト
他にも全国各地にRVパークはあります。
2016年7月13日に千葉県で初の日本RV協会認定 RVパーク「南房総・白浜」が千葉県南房総市白浜町にある「道の駅 白浜野島崎」内にオープンしました。道の駅 白浜野島崎は千葉県の最南端に位置しています。充実した設備を持つRVパーク。 pic.twitter.com/YeZbS8xDOL
— (株)ニートRV (@neatrv) July 14, 2016
一度はRVパークというものを体験してみたくて一泊料金を払って田万川温泉に隣接しているRVパークにはいってみました。
道の駅たまがわに色々なキャンプ用食材や用具も売っているので便利かも。
撮影のために看板前に止めましたが少し移動します pic.twitter.com/uEXCiyZXxt— 軽キャンパー@うどん県 (@ksix50) November 4, 2014
車泊(くるまはく)で気をつけるべき3つの注意点
1.エンジンをかけっぱなしにしない
夏や冬にエアコンを使用するため、エンジンをかけっぱなしにするドライバーも多くいます。
ですがエンジンのかけっぱなしは騒音や排気ガスのトラブルがありますので、必ず切って車泊を楽しんでください。
屋外に電源がありますから、ヒーターや扇風機なども使うことは可能です。
周辺地域の方に迷惑にならないよう心がけましょう。
2.貴重品の管理に注意
道の駅やその他の駐車場には、多くの方が利用されます。
車のロック忘れによる置き引きや車上荒らしなどが発生する可能性もあります。
このようなことがないように十分注意して、貴重品の管理をしてくださいね。
3.ゴミは持ち帰ろう!
宿泊中に出たゴミは、持ち帰るようにしましょう。
宿泊する場所にもゴミ箱が設置されていますが、できるだけ自宅に持ち帰り分別してください。
もしゴミ箱に捨てるのであれば、ゴミ箱に適した大きさ・種類だけですよ。
ガスボンベやスプレーなど特殊な種類のものは、捨て方が決まっていますから注意してください。
利用する私たちのマナーも大切です。
新しいタイプの車中泊「車泊(くるまはく)」をさっそく体験してみよう!
車中泊が好きな方も、車中泊をしてみたい方も、これからこのような車泊(くるまはく)が利用できる施設や道の駅などが増えると便利になりますね。
また、車中泊には興味がなかったけど、環境が整えられているならやってみたいという人も出てくるかもしれません。
多くの方が利用できるようになることに期待ですね。
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