かもしれない(危険予知)運転できてますか?『KYT(危険予知トレーニング)』で自分のレベルを再チェック!
普段の運転から、危険予知や防衛運転をしていますか?あらかじめ危険を予測して走行したり、もらい事故や二次被害に遭わないような運転を意識して走行しているドライバーは非常に少ないです。危険予知を意識し運転をするだけで、事故予防ができます。では、どのようなことに注意してい運転すればいいのか、詳しく見ていきましょう。 最後に危険予測トレーニングができるサイトもご紹介しています。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 投稿日:2018-6-7
目次
交通事故の原因TOP3
交通事故の原因は、運転している人の操作ミスが主となっています。
その中でも多いのが、
- 安全不確認
- 脇見運転
- 動静不注意
です。
安全不確認はその名の通り、安全を確保してから走行しなかったことにより起きる事故原因です。
交差点や見通しの悪い場所で、きちんと周囲を見ていないと起きる可能性が高くなります。
脇見運転は、近年多くなった運転中のスマホいじりや、カーナビの操作によって起きる事故原因です。
運転中にスマホを見ることは交通違反となりますので注意しましょう。
動静不注視は、例えば交差点で自分が右折したい時、対向車が来ていることに気づいていながらも「行けるだろう」と判断を誤り、追突事故に繋がったりすることです。
判断の甘さが原因で、事故になる原因が動静不注視となります。
交通事故防止に有効な「かもしれない運転(危険予知運転)」と「防衛運転(予防運転)」
□ かもしれない運転(危険予知運転)とは
危険運転予知とは、あらかじめ危険を予知して事故を未然に防ぐ運転方法をいいます。
「かもしれない運転」「だろう運転」は、よく聞く言葉ではないでしょうか。
運転中は、起こる可能性のある危険を予測することが大切です。
- 「車の陰から子供が出てくるかもしれない」
- 「右や左から自転車が飛び出してくるかもしれない」
- 「路面が濡れているから、いつものブレーキの踏み方じゃ止まれないかもしれない」
などといった危険を予想しながら、その危険を回避できるように運転しましょう。
街中には様々な危険があるので、このようにあらかじめ危険を予測することで、ブレーキを数秒早く踏めたり、ハンドルを切れたりします。
この数秒の違いで大きな事故を防ぐことも可能となりるため、非常に重要な運転方法です。
□ 防衛運転(予防運転)とは
防衛運転とは、自らを事故から守る運転をいいます。
自分から事故を起こさない運転はもちろんですが、追突事故といった「もらい事故」や事故後の二次被害などに遭わないための運転方法でもあります。
時間に余裕がなく焦って運転していると、事故を起こしやすくなります。
また、冷静さをなくした運転や気持ちに余裕がない運転などは事故を起こす確率が高くなりますから、このような時こそ予防運転を心がけることが重要です。
ハンドルを握る前に気持ちを落ち着かせ、車を運転するようにしましょう。
この危険予知できますか?「危険予知トレーニング動画」
『K(危険)Y(予測)T(トレーニング)』と呼ばれる危険予測トレーニングがあります。
KYTとは、実際に起きる危険な状況の動画を見て、運転に役立てるものです。
どのような場所にどのような危険が存在しているのかを、知ることができます。
また、危険が起きやすい場所をあらかじめ知っておくことで、運転中に似た場面に遭遇した時に「この状況、見たことがある」と気付き、予防運転ができるようになります。
上記の動画はJAFが公開しているトレーニング動画です。
自分が住宅街を運転している体で、前方からバイクが来ます。
このとき、どんなことに注意すべきでしょうか?
周りの様子(道路の幅や歩行者の有無)などもきちんと確認し、どうすれば良いのかを考えましょう。
正解は動画内でチェックできますよ!
また、こちらは雨天編です。
雨の日は視界も悪くなりますし、歩行者は傘を指しているため車の音に気づきにくく、危険が多いです。
歩行者もあり、対向車もあるこの場面で、あなたは何に気をつけますか?
動画を見て、シミュレーションしましょう!
私は、実際にNASVA(自動車事故対策機構)へ行き、トレーニングを受けたことがあります。
その時は、危険予知についてそこまで深く考えていませんでしたが、その後実際に運転した時動画で出題された問題と同じような場面に遭遇することがありました。
トレーニングをしていたおかげで危険予知及び回避ができましたので、トレーニングの重要性を感じることができました。
私のようにわざわざNASVAへ行かなくても、この動画は自宅で簡単に見ることができます。
以下サイトに様々なパターンがまとめられていますので、見たことの無い方は見てみることをオススメします。
JAFサイトは、ご紹介したような危険予知トレーニングの動画が色々なパターン公開されているので、様々な場面での危険予知ができます。
NASVAサイトでは、「危険予知トレーニングシート集」というものがあり、実際に起きた事故などを基に作られたテストシートのようなものが公開されています。
印刷できるようになっていますので、家族や友人と一緒に安全のためのテストを受けることが出来ますよ。
交通事故を未然に防ぐために注意すべき5つのこと
危険予知を行うために、特に注意したほうがいいことを5つご紹介します。
1.子供の動きに注意する
子供は大人では考えられないような行動を取るため、十分に注意する必要があります。
例えば、歩道を歩いている子供が、何かを見つけ突然車道に出てくることも考えられますよね。
子供は興味のあるものに一直線ですから、子供を見つけたら徐行したり、すぐブレーキを踏めるようにして走行しましょう。
2.バスの停車に注意
バスが停車している際、右側から追い越しをかけることがありますよね。
その際、バスの前から人が飛び出してくる可能性があるので、慎重に走行しましょう。
もしバスの前から飛び出してきた場合、すぐ止まれるようにあまりスピードは上げすぎないほうが安全です。
3.自転車に注意
車道を走っている自転車にも注意が必要です。
突然の方向転換や車の存在に気付かず車道に飛び出したりします。
車間距離を十分にとるようにしましょう。
4.巻き込みに注意
左折時の巻き込み確認も怠らないようにしてください。
自転車や原付バイクなどに気付かず左折して、車の後輪で巻き込んでしまう事故が多くあります。
サイドミラーやルームミラーだけの確認ではなく、目視の確認もきちんと行いましょう。
5.夕暮れ時・明け方に注意
夕暮れ時や明け方は薄暗く、人や自転車などを認識しづらい時間帯です。
また、居眠り運転なども起こりやすいですので注意が必要です。
目が回りの明るさに適応できない明るさなので十分注意してください。
危険を予測して事故を未然に防ごう
危険をあらかじめ予測することで、様々な危険を回避することができます。
車は、自分が運転していて大したスピードが出ていないと思っていても、人や物に当たると大きな衝撃になります。
常に注意を払って、走行しましょう。
私自身も運転する際は、かもしれない運転や予防運転に心がけて走行しています。
運転に自信が無い人も、慣れている人も「KYT」を使って、改めてどのような危険が潜んでいるのか確認してみてはいかがでしょうか?
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