夜や雨の日に急に現れる!フロントガラスの『ゴースト汚れ』の原因とは?予防法や綺麗にするには?
昼間は気づかなかったけれど、夕方暗くなってきたり雨が降るとフロントガラスが汚れていることに気づくことはありませんか?それは「ゴースト汚れ」です。視界が悪くなり運転に危険が生じるほどの汚れなのに、ゴーストという名前の通り昼間はあまり気になりません。このゴースト汚れの原因は一体何なのか、また綺麗にする方法や予防策などもご紹介します。
免許取得歴:20年以上 今乗っている車種:Nissan Skyline(中古で購入) …
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- 投稿日:2018-7-18
ゴースト汚れって何?
ゴースト汚れとは、昼間は気づかなかった窓の汚れが、夜や雨天の暗くなったときだけに現れて視界を遮る現象です。
このゴースト汚れのせいで事故を起こしそうになったドライバーが5人に1人いるそうです。
上記の調査によると、調査対象は「車を持つ全国の20~60代の男女1,600人」。
この暗くなったり雨天になって初めて現れるフロントガラスの汚れや曇りが気になった人の割合は、なんと85.9%なのだそうです。
ただでさえ視界の悪い夜や雨天の運転時に、ゴースト汚れでさらに見えなくなるなんて危険ですよね。
ではこのゴースト汚れの詳しい原因は何なのでしょうか?
車のゴースト汚れの原因は?
1.油膜
雨の日に出やすいゴースト汚れの1番の原因が、油膜です。
車のウィンドウの外側は常に露出していますので、いろいろな汚れが付着する可能性があります。
外気に含まれる油成分が付着する場合もあれば、車のワックス成分がフロントガラスに流れ落ちるケースもあります。
これがワイパーによって塗りのばされれば、あっという間にゴースト汚れとしてガラスが曇ってしまうのです。
2.窓の曇り
窓の曇りは特に冬や、雨などで外気が比較的低いと発生しやすくなります。
これが、結露となって窓に付き、視界を悪くするのです。
車内に人が乗り込むことにより、呼吸によって車内の水分量が多くなります。
これが外気で冷えた状態のウィンドウガラスと接すると、冷やされて結露してしまいます。
人が乗り込めば、暖房も使うでしょうし、そもそも体温で温かくなりますから外気との温度差も発生します。
そのため、結露が「曇りゴースト」となって現れてしまうのです。
3.窓の内側の汚れ
窓が多少汚れていても、外が明るいときには、汚れが目立たず気づかないことも多いです。
しかし、薄暗くなってくるとちょっとした反射で光が窓に当たっただけで、汚れがはっきりと見えるようになります。
原理は油膜と似ていますね。
窓に付着した汚れは、きちんと取っておかないと夕方から夜の運転時に急に視界が悪くなる、ということもあるのです。
ゴースト汚れをキレイにする方法は?
1.油膜の除去
油膜は正しく除去しないと、拭き取れずただ窓に塗り伸ばすだけになってしまいますので、注意しましょう。
- ウィンドウをキレイに洗い流す
- 油膜除去剤を専用スポンジを使って窓ガラス全体を軽く擦るように塗りのばす。
- 濡れタオルでふき取り
- 乾拭きタオルでふき取って完成です!
詳細の油膜除去方法は、上記の記事を御覧ください!
2.窓の外側の洗浄
それほど頑固な油膜が付いているというわけでもない場合には、車用のガラスクリーナーなどで拭くだけでも十分キレイになります。
家庭用のガラス洗剤がある方は代用できますが、成分上シリコンなどが配合されてピカピカ光沢が出るタイプのガラス洗剤は、車には使わない方がよさそうです。
下記、ガラスマジックリンなら家庭用と車用で兼用できます。
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商品の用途欄に「自動車の窓ガラス等に」と記載があります。
3.窓の内側の掃除
筆者は、100円ショップでも手に入るマイクロファイバークロスを常に車内に置いておき、窓の内側の乾拭き用にしています。
車内で煙草を吸う方はやはりガラスクリーナーなどで定期的に窓の内側も掃除した方がよいのですが、それ以外の場合は、窓の内側はそもそもそんなに汚れが発生するところではないと思います。
お子さんがべたべた触ったりする程度と思われますので、1度クリーナーなどを使ってキレイにしておけば、そんなに頻繁に掃除しなくても大丈夫ではないでしょうか?
ちょっとした汚れならこれで拭けばキレイに取れるので、定期的に拭くだけでゴースト汚れも発生しにくくなりますよ!
ゴースト汚れを予防するには?
1.窓の掃除をした後は、撥水加工がおすすめ!
筆者おすすめは、フロントガラスの撥水加工です。
筆者の場合は自分ではやらずにディーラーに施工してもらっていますが、自分で行うことも可能です。
フロントガラスの撥水加工をするときは、しっかりと油膜除去をした直後に施工します。
私は撥水加工をしているおかげで、おおよそ半年くらいは特別な窓掃除をしたことがなく、普通の水洗いかシャンプー洗車でゴースト汚れの発生も抑えられています。
もし、個人で撥水加工をするのであれば注意書きなどにもあるように、しっかりと油膜取りをしてから施工してくださいね。
2.ワイパーゴムの交換
いくら窓をキレイにしたとしても、古いワイパーではそのキレイさは保てませんし、傷を付ける可能性もあります。
拭き残しが発生したり、ワイパーを動かしたときにビビリ(「ガガガ」などの音)が発生する場合には、ワイバーのゴムを交換しましょう。
また、洗車のときなどはワイパー部分もシャンプーでしっかりと洗っておくと良いですよ。
気づきにくいゴースト汚れは定期的な掃除・洗車で予防しよう!
今回は、フロントガラスを中心に解説しましたが、それ以外で大事なのがサイドウィンドウの視界と、フェンダーミラー/ドアミラーの視界です。
こちらも綺麗にしておかないと、安全確認したくてもできない!なんてことになるかしれません。
筆者おすすめは、サイドとフェンダーミラーにも撥水加工をしてしまうことです。
ですが撥水加工までせずとも、フロントガラスと同様にこまめに拭くだけで十分汚れは取ることができます。
もしくは、自分で施工する(塗るだけ)タイプの撥水剤を買ってきて、ドアミラーやサイドのガラスのドアミラーを見通す部分に塗るのも効果的です。
一度しっかりと窓掃除をしてみてはいかがでしょうか?
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