ペットを膝の上に乗せてドライブは違反!道路交通法NGにならないペットの乗せ方は?
ペットとドライブを楽しむために、様々な注意点があります。まず、ペットの安全のためにも正しい方法で乗車させなくてはなりません。人間と同じくシートベルトなどを使用して、車内事故防止に努める必要があります。また、誤った方法で乗車させると、事故等の危険だけでなく、取り締まりを受けることになります。罰則もありますので、正しい乗せ方を改めて確認しましょう。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2018-5-18 / 投稿日:2018-5-17
目次
車にペットを乗せる時に気をつけたいこと
大事なペットとのドライブは、楽しいですよね。
特に長期旅行や帰省などの際、家に置いていくことも出来ないしペットホテルは不安…という方は、一緒に連れて行くことも多いのではないでしょうか。
その際、ペットはどのように車に乗せていますか?
よく、後部座席で立ち上がっていたり、窓の外に思いっきり顔を出している犬などを見かけますよね。
でも実は、その乗せ方は罰則のある誤った乗せ方だったこと、知っていましたか?
ペットの乗せ方を間違えると罰則がある!
ペットを車に乗せる際に、間違った方法で乗せてしまうと罰則を課せられる可能性があります。
1.運転手の膝の上に乗せた場合
道路交通法55条には、
車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。
と規定されています。
ペットを膝の上に乗せているということは、ハンドル操作の妨げになる可能性が非常に高いです。
この状態で運転していると、警察官の取り締まりを受けますのでやめましょう。
違反者には、乗車積載方法違反として、
- 違反点数 1点
- 反則金 6,000円
が課せられます。
いくら『うちのペットはおとなしいから邪魔をしない』という場合でもダメです。
また、最初は後部座席にいたけど運転中に膝に乗ってきた、ということになっても危険ですので、注意しましょう。
2.窓から顔を出している場合
走行中、開けた窓から身を乗り出している犬などをよく見かけますが、これも大変危険で違反となります。
道路交通法にて、
車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
上記のように記載されています。
窓からペットが身を乗り出していると、対向車やすり抜けしてくるバイク、追い越し等をする車に接触する可能性があります。
それによってペットに被害が出るだけでなく、周りの車両がハンドルの操作ミスを起こして事故になったり、バイクは転倒などして怪我をしてしまう可能性もあります。
ペットの安全はもちろんですが、他人へ危害があることも考えて、ペットが窓の外に顔や身を乗り出さないよう注意してください。
尚、安全運転義務違反として、
- 違反点数:2点
- 反則金:9,000円
が課せられることがあります。
ペットを車に乗せる正しい方法は?
車にペットを乗せる際、まず安全第一ということで『車内で騒いだり、自由に動けるようにしない』ようにしたほうが良いです。
車の中で自由にさせてしまっては、運転中に飛びついてきたり、急ブレーキや急ハンドル時に体勢を崩して怪我をしてしまう可能性があります。
ペットにも、人間と同じように安全を確保してあげるのが飼い主の務めです。
■ ペットの乗せ方
1.ケージに入れて乗せる場合
ケージに入れて乗せる場合、後部座席かラゲッジスペースに乗せてあげましょう。
どちらの場合でも、ケージを固定することを忘れないで下さい。
ブレーキをかけたときなどに、ケージが動いて危ない可能性があります。
後部座席の場合はシートベルトを使って固定、ラゲッジスペースなら固定ベルトなどを使いましょう。
2.ペットにシートベルトを付ける場合
ケージなどに入れず、シートベルトを着用させて乗せることも可能です。
犬や猫でしたら専用のシートベルトが販売されていますし、ハーネスに取り付けるタイプなら、色々な動物に対応可能でしょう。
ケージに入れない場合は、運転中の飛びつき防止のためにも、必ずシートベルトを!
尚、ケージやシートベルトの商品は次でご紹介します!
ペットとのドライブで必須な便利なグッズ3選
1.ペットの安全のためにも トラベルキャリー
upstore ペットキャリーケース 中型犬 少し大きめ Mサイズ お出かけに便利なペットハウス ペットケージ ゴミ袋入れ付 |
先程ご紹介した通り、ケージやトラベルキャリーがあると、車内での固定や体制の安定が確保できます。
また、ドライブ以外にも旅行や飛行機での移動も可能となります。
ひとつ持っておくと、様々な場面で役立ちますね。
ペットのサイズに合わせて、大きさを選んであげましょう。
2.大型犬などに セーフティーハーネス
犬用胴輪 3点式セーフティハーネス ハーネス ペット シートベルト ペットセーフティハーネス ペットドライブシート 助手席用 (M) |
シートベルトを装着できるハーネスです。
ペットの体をしっかりと固定できるので、急ブレーキや急ハンドルの際のケガ防止になります。
また、運転中にペットがじゃれて、運転操作の邪魔になることも防げます。
体をしっかりと固定していれば、車酔いの予防にも役立ちますね。
装着も簡単なので、オススメですよ。
3.安全運転の基本! ペット用シートベルト
首輪やハーネスにつけて使用します。
飛びつき防止はもちろん、急ブレーキなどで体勢を崩すことも防げます。
人間と同様、ペットの安全はしっかりシートベルトで守ってあげて下さい。
ペットが愛車を汚さないように!汚れ防止にオススメなグッズ3選
動物も、車酔いを起こすことがありますので嘔吐してしまったり、我慢できず粗相をしてしまったら、大切な愛車が汚れてしまいますよね。
そんなもしもの時のために、あると便利な汚れ防止グッズもありますよ!
1.愛車を汚れから守ろう ペット用ドライブシート
車のシートの汚れ防止に最適なシートです。
取り付けも簡単で、ヘッドレストに引っ掛けるだけで済みます。
シートだけでなく、ラゲージスペースにそのまま敷いても使えるので、大型犬などを飼われている方なども便利ですね。
防水機能が付いている上シートを丸洗いできるため、ペットが汚してしまったとしても安心です。
2.車内を清潔に 使い切りペット用トイレ
1回使い切りタイプのトイレシートです。
1回使用する毎にすぐに片付けられるので、旅行先で非常に重宝します。
すぐに捨ててしまえば車内に臭いが残ることもなく、快適なドライブができますよ。
3.車内に臭いを残さない! 画期的なドンパック
こちらもトイレ繋がりですが、ペットの糞をビニールなどに入れた後、これに入れて車の外に貼り付けるというものです。
糞の処理をしたあと、捨てる場所がなく車内に放置…となると、臭いが気になりますよね。
そういった臭いの原因になるものは、車の外にいてもらおう!というものです。
マグネット式になっているので、ボディにくっつけておくだけでOK。とても便利ですね。
ただし、車によってはマグネットがくっつきにくいものもあるようなので、鉄部分の多い場所に貼るのがいいでしょう。
ペットがドライブを楽しめるような便利グッズ2選
1.酔いやすいペットへ 酔い止めシロップのカーロップ
ペットは酔いやすいけど、どうしても車に乗せなければならない…という時に飲ませてあげる酔い止めです。
ペットによって効く・効かないはあるようですが、毎回吐いてたけど吐かなくなった、というペットもいるようですよ。
長く車に乗せなきゃならない、毎回吐いてしまうのでなんとかしたい、という方は試してみてもいいかもしれません。
2.夏の車は熱中用の可能性大! 体温管理のためのひんやりマット
冬は毛布などを使って暖を取ることが可能ですが、夏の車はなかなか大変ですよね。
冷房をかけていても家のように冷え切らなかったり、冷えるまで時間がかかったり、休憩で少しの間降りると戻ってきたらまた温度が上がっていたり。
急激な温度変化は、ペットにとっても大敵です。
そんなときに、ひんやりするマットがあると便利です。身体の温度をしっかり調節することができます。
折り畳めるタイプなので、使わない時でも邪魔になりませんし、頑丈なので噛んだり爪を立てたりしても破れにくいのがありがたいですね。
人もペットも快適なドライブを!
ペットと一緒に様々な場所へドライブするために、ペットが移動中に快適に過ごせるよう工夫してあげましょう。
車内の温度や臭いなどにも気を使い、適度な休憩もしっかりとるように心がけてください。
特に、知らずに膝の上に乗せて運転していると、取り締まりを受ける上大変危険です。
事故などに繋がらないよう、ペットも人間と同様に安全面に注意してあげてくださいね。
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