いつもより乗車人数や荷物が多いときの運転時はブレーキに注意!危険を防ぐ運転方法や注意点をチェック!
人がたくさん乗っていたり荷物を多く載せていると、車のブレーキの効きが悪く感じませんか?原因は、車自体が重たくなるからです。 一人よりも5人、5人よりも8人乗っている方が車は重くなります。動いている重たいものを止めるには、多くのエネルギーが必要となることから、制動距離も伸びます。 行楽シーズンで、家族や友人を乗せてドライブやキャンプなどに出かける際は、制動距離がいつもより伸びることを意識して運転するようにしましょう。どのようなブレーキ操作をすれば良いのか、ぜひ参考にしてみてください。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 投稿日:2017-11-17
人がたくさん乗っている時のブレーキ方法
行楽シーズンになると、家族で出かけたり友人同士でドライブに出かけたりと、車にいつもより多くの人を乗せる機会が増えます。
いつもは、一人または二人程度の乗車人数から、一気に5人に増えた場合、車にどのような変化があるのでしょうか。
また、ミニバンやSUVなどの車種では、7人や8人のなることもあります。
このような場合は、どのようなブレーキをすればいいのか見ていきましょう。
□ いつもより早めのブレーキを心がける
多人数乗車している時は、少ない人数で乗車している時よりも制動距離が長くなります。
制動距離とは、車がブレーキをかけ始めてから停止するまでに進む距離をいいます。
乗車人数の制動距離の違いについて実験を行った際、ドライバー1人の時と4人乗車した時では、乗車人数が多い方が10%ほど制動距離が伸びるという結果が出ています。
軽自動車の場合
- 一人乗車:28,3m
- フル乗車:30.3m
セダンタイプの場合
- 一人乗車:26.9mm
- フル乗車:30.6m
ミニバンの場合
- 一人乗車:27.2m
- フル乗車:31.5m
という実験結果となりました。
この実験結果からわかるように、5人、8人と乗車人数が増えるごとに制動距離も長くなっていきます。
このようなことから、いつもより少し早めのブレーキをするよう心がけましょう。
□ いつもより慎重で丁寧なハンドル操作
乗車人数が多くなると車全体が重くなります。
そうなると、停止から発進する際の加速も悪くなりますし、カーブも曲がりにくくなります。
いつもと同じ加速をしたいからといって、強く踏み込んでも簡単に加速しません。
また、カーブでは遠心力が大きくかかるため乗車人数が多く、車が重たい場合はうまく曲がれなくなります。
カーブでは十分に速度を落として曲がるようにしましょう。
特にミニバンなどの車高が高い車は、揺れやすいので注意が必要です。
いつもより速度を落としてハンドル操作をするように心がけてください。
加速に関しても、車の性能上そういうものだと諦めて運転をするしかありません。
急加速・急ハンドルは、燃費や車にも悪いので優しい運転をしましょう。
車が重いとブレーキの効きが悪くなるのはなぜ?
先ほどもご紹介したように、乗車人数が増えると車が重くなり制動距離が長くなります。
いつもよりも止まる距離が長くなりますから、ブレーキをかけるタイミングがいつもと同じだと効きが悪くなったと感じてしまいます。
車の故障や異常ではなく、車の重さにより制動距離が伸びたことが原因です。
乗車人数や車そのものが持つブレーキの性能によって制動距離は少し変化します。
いつもの感覚でブレーキを踏むと、止まるまでの距離に差が出ますので充分注意しましょう。
ブレーキをかける時の注意点
車が重くなると制動距離が長くなりますから、いつもよりも強めにブレーキをかけてしまいがちです。
強く踏むと車が「カックン」となり、同乗者が車酔いする原因になります。
長めのブレーキをかけ、スムーズな停車をしましょう。
ドライバーは、ブレーキを踏むタイミングがわかっていますから、カックンとなることをある程度予測できます。
予測できるため、体もそれに備えて身構えます。
このことによって、ドライバーは車酔いすることはありませんが、同乗者はカックンブレーキになることを予測できないため、体と頭が揺さぶられて車酔いしてしまいます。
信号が多い一般道では、カックンブレーキの回数も多くなりますから、十分に注意しましょう。
一人でドライブする時は、このようなブレーキでもいいですが、多人数になる場合は、同乗者にも配慮した運転を心がけてください。
いつもより慎重なブレーキを!
乗車人数が多くなれば、制動距離が長くなります。
さらに買い物や、旅行(キャンプなどのアウトドア)に出かけるとなると、当然荷物も多くなりますよね。
ラゲージルームやルーフボックスがいっぱいになるほどの荷物を積んでいると、かなりの重量になりますから、慎重なブレーキ・ハンドル操作が求められます。
車の重さも意識して、安全運転に努めてくださいね。
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