交通事故にあったらどうする!被害者or加害者それぞれの5つの行動と4つのNG行動
交通事故を起こしてしまった、もしくは遭ってしまった場合はどのように対処したら良いのでしょうか。 まずはじめは『ケガ人の救助です』これを怠ってしまうと大変なことになってしまいます。 また、事故現場で即示談したり、現場を立ち去ったりしてしまうと正当な損害賠償金を受け取れなくなる可能性がありますので、注意しましょう。 では、具体的にどのように対処すれば良いのかをご紹介します。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
- 240
- 900
- 投稿日:2017-11-1
交通事故を起こしてしまった時にすべき5つの行動
1.ケガ人の救助
対人事故を起こしてしまったら、まずケガ人がいないか確認し、救護しましょう。
そしてすぐに119番に通報し、救助を要請してください。
事故直後は体に不調がなくても、時間の経過とともに症状が現れることもあります。
○ 救護せずにその場を離れたら?
負傷者の救護をせずに、その場を離れてはいけません。
いわゆる『ひき逃げ』となってしまいます。
これは、救護義務違反に該当し、罰則が課せられます。
- 違反点数 23点
- 5年以下の懲役、または50万円以下の罰金
免許は一発で取り消されます。
また、過去の違反記録によっては、数年間免許を取得することができなくなります。
どんな些細な事故でも、ドライバーには救護義務がありますから逃げるのは絶対にダメです。
また、事故の対象が『モノ』である場合に逃げてしまうと『当て逃げ』に該当し、罰則が課せられます。
- 違反点数 5点
- 3か月以下の懲役、または5万円以下の罰金
事故を起こしてしまったら、ケガ人の確認と救助が優先です。
二次被害を起こさないためにも、しっかりと対処しましょう。
2.警察へ連絡
ケガ人の救助が終わったら、警察へ連絡しましょう。
電話をかけると「事件ですか、事故ですか」と聞かれます。
「事故です」と答え、警察官の指示を仰ぎましょう。
警察に連絡をしなければ、交通事故証明書を発行してもらえません。
示談交渉する際に必要となりますから、必ず連絡してください。
3.事故現場や会話を記録
事故現場の状況の記録をとりましょう。
警察が現場検証をして写真などをとりますが、自ら写真を撮ったりすることで証拠を保全できます。
最近では、ドライブレコーダーを装備している車が増えていますので、そのようなものでも大丈夫です。
事故後、お互いの意見が食い違うこともありますから、会話をメモしたり録音しておくのもいいですね。
4.相手の連絡先を確認
相手の連絡先・住所・車のナンバーなどを確認し、メモしておきます。
後から連絡が取れなくなってしまっては意味がないですから、必ず書き残しておくようにしてください。
5.保険会社に連絡
最後に、保険会社に連絡をして、どのような保険が適応されるのか確認しましょう。
この連絡を怠ってしまうと、保険が使えなくかる可能性があります。
保険を使わず自腹になってしまっては大変ですから、注意してください。
交通事故に遭った時にすべき5つの行動
1.警察に連絡
基本的には加害者側が警察に連絡しますが、ケガやスマホの故障などで連絡できない場合は、被害者側から連絡しましょう。
事故の状況に応じて、臨機応変に対応してください。
2.事故現場の写真を撮る
現場写真を撮影しましょう。
雨などでタイヤ痕が消えてしまう可能性もありますし、周辺の状況も変わってしまうこともあるので、スマホのカメラでいいですから記録しておくべきです。
相手との円滑な解決を行うためにも重要なことです。
3.相手の連絡先を確認
被害者側であっても、相手の連絡先やカーナンバーの確認をしましょう。
また、強制保険や任意保険の会社名も確認しておくといいですね。
もし、相手が任意保険に入っていない場合は、相手と直接連絡を取る必要がありますから、必ず聞いてください。
4.保険会社に連絡
すべて対処し終わったら、保険会社に連絡しましょう。
多くの場合は、保険会社同士で示談交渉がされます。
事故後、どのような手続きをとればよいのか教えてもらえますので、必ず連絡してください。
5.病院へ行く
見た目に全く怪我をした様子が出ていなくても、必ず病院で検査をしてもらいましょう。
事故で受けやすいムチウチなどは見た目からじゃわかりませんし、事故後緊張などで感覚が麻痺しており、後から痛みだした…ということもあります。
ちょっと擦ったくらいで全く身体に影響がない、と言い切れる場合以外ではお医者さんに診てもらったほうが安心です。
参考:交通事故発生! 最初にすることは何?交通事故弁護士相談
交通事故を起こした際にやってはいけない4つの行動
1.その場から立ち去る
その場から立ち去ることは絶対にダメです。
これは、加害者・被害者どちらにも言えます。
先程ご紹介したように、けが人がいる場合は救護義務が生じますから、その場から立ち去ってはいけません。
当て逃げ・ひき逃げになってしまいますよ。
2.「少しのケガだから大丈夫」と病院へ行かない
「大したことのないケガだから」という理由で病院へ行かないのもダメです。
自己判断せず、必ず病院へ行ってください。
事故から時間経過してから痛み出したり異常が出て病院へ行っても、事故との因果関係が結びつかず、認めてもらえないこともあります。
事故当日に痛みがなく、1か月後に異常があると診断されても事故が原因だと断言できなくなってしまいます。
そうなってしまうと、その後の示談交渉にも影響が出てきますので、自分で判断せず事故直後には病院へ行き診てもらいましょう。
3.その場で示談する
事故現場で示談をして終わらせてはいけません。
加害者側から、示談を持ちかけてくることがほとんどです。
- 点数の関係で示談したい(免取り、免停回避)
- 仕事の都合で、事故扱いにしたくない
- 保険に入っていない
などの理由から、その場で示談を急ぐ方がいます。
先ほどもご紹介したように、後からケガの症状が出てくることもあります。
その場で示談してしまうと、治療費や慰謝料の請求ができなくなりますので注意してください。
また、「後からお金を払う」などと口約束では、言った言わないを証明できずトラブルの元になりますから、必ず警察を呼びましょう。
一度示談が成立してしまうと取り消すことは難しいので、簡単に念書などへサインもしないように!
4.事故の相手とケンカする
事故が原因でケンカになってしまうこともよくあります。
ですが、殴ったり蹴ったりして相手にケガを負わせてしまうと、傷害罪となります。
ケガをしなくても暴行罪にあたりますから、注意してください。
交通事故を起こした後の最初の対応が重要
万が一、交通事故を起こしてしまった、遭ってしまった時は、最初の対応が非常に大切です。
事故で頭がパニックになってしまい、何をしたら良いか分からなくなってしまいます。
今回の対処方法を参考に、一連の流れを把握しておくと役立ちます。
事故を起こさない・遭わないのが一番ですが、もしもの時は適切な対応をしましょう。
■こちらの記事もオススメです!
このあとによく読まれている記事
クラッチのカテゴリー一覧
当社は、この記事の情報(個人の感想等を含む)及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、正確性、完全性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただくと共に、必要に応じてご自身で専門家等に相談されることを推奨いたします。