意外と多い野生動物との衝突事故『ロードキル』放置は絶対NG!衝突時の正しい対処法や予防法を確認!
動物などとの衝突事故はロードキルといい、なかなか避けられるものではありません。 山道や街中で突然飛び出してくる動物に対して、もしぶつかってしまったら、どのような対処をすればよいのでしょうか。そのまま放置すると、罪に問われることもあるので注意しなければなりません。 また、動物とぶつかったことによって自身の車が損傷してしまったら、保険で修理ができるのかもご紹介しています。 万が一の時のために、対処法を覚えておきましょう。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2017-9-29 / 投稿日:2017-9-30
目次
ロードキルってどういう意味?
ロードキルとは、動物との交通事故をいいます。
街を走行していると、犬や猫が急に飛び出してきて、ぶつかってしまうことがありますよね。
とっさに避けようとハンドルを切っても、避けきれず交通事故を起こしてしまうことも。
NEXCO東日本によると、2013年に管内の高速道路で約18,600件のロードキルが起きてしまいました。
一番犠牲になる確率が高く、全体の44%をも占めてしまう動物はタヌキだそうです。
もし、動物にぶつかってしまった時、どのような行動を取れば良いのか、その後の対処方法などを詳しく見ていきましょう。
車と動物がぶつかってしまった時の対処法
まず、警察に連絡を入れましょう。
そのまま放置して立ち去ってはいけません。
ぶつかった後、動物が生きており逃げて行ってしまった場合はそのままでもしょうがないですが、万が一の際は、警察に連絡を取り早急に対処してもらいましょう。
放置してしまうと、次に来た車がその動物とぶつかって二次災害などの危険が生じてしまうので、必ず連絡を入れてくださいね。
特に、高速道路でのロードキルは、車の速度が出ているため他の車を巻き込むような重大な事故につながってしまうかもしれませんので放置しないようにしましょう!
○ 動物に『鑑札(かんさつ)・名札』が付いていたら?
鑑札とは、登録された動物につけられる札をいいます。ペットが代表的ですね。
このような動物は所有者がわかるため、その場から立ち去ってしまうと『当て逃げ』扱いになります。
これは立派な犯罪行為となってしまいます。
また、ぶつかったことによる車の損傷を保険で修理する場合、事故証明をもらわなければなりません。
そのため、動物だからという理由で「そのままでいいや」という軽率な行動をとっては絶対にダメですよ。
車と動物がぶつかった後、動物の対処や車の破損はどうする?
○ 動物がまだ生きているものの動けない状態の時
ダンボールに入れたり、タオルで動物を包むなどして保護してあげましょう。
動物病院や保護施設に連絡を入れ指示を受けてください。
また、大型の動物や暴れてしまう場合は、放置せず警察や保護施設に連絡するように!
○ 車が損傷してしまった時
ロードキルによって車が損傷してしまった場合は、車両保険で修理することができます。
動物が飼われている場合などは、責任能力が飼い主に対して問われます。
しかし、ロードキルが起こる場合は野生動物がほとんどです。
こうしたケースは単独事故扱いとなり、車両保険が適応されます。
ただ、車両保険は「一般型」と「エコノミー型」の2種類があり、事故の状況や損傷具合によって保険料が支払われないことがあります。
一度ご自身の保険プランを確認することをオススメします。
○ ロードキルで同乗者がケガをしてしまったら?
ロードキルによって、動物だけでなく同乗者がケガをしてしまう場合があります。
このような場合では、傷害保険が適応され、補償の対象となります。
また、友人などの家族以外の人であっても対人賠償保険で補償されます。
野生動物が多い山道を走る際に注意すること
動物の出現が多い場所では、必ず『〇〇注意!』といった標識があります。
こういった場所を走行する際は、動物の飛び出しに注意し、また予測して走行する必要があります。
『かもしれない運転』を心がけることが大切です。
また、先行車がいる場合は、十分に車間距離をとりましょう。
もし、先行車が動物を避けようと急ハンドルを切った時、追突してしまう可能性が出てきます。
このような山間部を走行する際は、いつもよりも広めの車間距離をとってください。
さらに夜間に山道を走行する場合は、ヘッドライトを上向きにするなどの対処で事故を防ぐことができますからね。
街を走行する時よりも飛び出しに警戒をした走行を心がけましょう。
動物の動きは予想できない!周囲の状況をしっかり確認しよう
動物の飛び出しは、いくら注意していても防げないことがあります。
人との交通事故とは違い、予測ができないものがほとんどです。
ですから、山間部を走る場合や飛び出し注意の標識を見かけたら、いつもより周囲を意識して走行しましょう。
警戒した運転をするのとしないのでは大きな差が出ます。
重大な事故にならないためにも、意識して運転しましょう。
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