
コインパーキング入門!『ロック式』『ゲート式』の2タイプ別の車の正しい停め方や注意点を学ぼう!
コインパーキングには、主に「ロック式」と「ゲート式」の2種類があります。それぞれのコインパーキングは駐車の仕方や出庫方法、注意するポイントが異なります。 間違った認識で駐車してしまわないように、コインパーキングの利用方法をまとめました。免許を取り立ての方や、まだコインパーキングを利用したことがない方は、手順を参考にコインパーキング駐車に挑戦してみてください。

免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 投稿日:2017-8-30
コインパーキングとは
コインパーキングとは、24時間時間、いつでも利用できる駐車場です。
ロック式やゲート式などがあり、駐車場の規模によって設置されているタイプが異なります。
多くの場合、ロック式は数台から数十台程度と比較的小規模なスペースに設置されていることが多く、ゲート式のコインパーキングは商業施設などの大規模な場所に設置されています。
2006年の道路交通法が改正されたことによって「駐車監視員」による駐車違反の取締が厳しくなったことから、コインパーキングの需要が高まり、今では駅周辺や施設周辺にたくさんのコインパーキングが設置されています。
ロック式のコインパーキングの利用方法と注意点
ロック式とは、駐車スペースの地面にロック板という板が設置されており、この駐車スペースに車を止めるとロック板がせり上がり車を動かせない状態になるものをいいます。
方法は以下のとおりです。
- 空いているスペースに車を停める
- ロック板をしっかりと乗り越えて駐車
- 出庫する前に支払いをする
- ロック板が下がっていることを確認して車を出す
駐車する際はロック板を乗り超えて駐車しなければなりません。
大津中央郵便局。駐車場が有料化されました。短時間なら無料ですが、歩道にはみ出して残念な止め方している車がありました。(´・ω・`) pic.twitter.com/Bt3GUFVnp4
— たけひろ (@takehirochan) September 5, 2015
しかし、ロック板を車止めと勘違いしてしまい、乗り越えることなく手前で駐車してしまうドライバーがいます。
ロック板の奥に車止めが設置されていますので、安心して乗り越えて大丈夫ですよ。(むしろ乗り越えて駐車しないと違法駐車になります!)
また、ロック板は時間が経過するとせり上がってきますが、駐車してすぐには作動せず3~5分は上がらないため、ロック板を乗り越えて切り返し駐車をしても問題ありません。
駐車が苦手で一回じゃ止められない…という方も焦らなくて大丈夫ですよ。
○ 料金は先払い?それとも後払い?
ロック式のコインパーキングの料金は「後払い」です。
駐車券なども発行されませんから、空いているスペースに車を停めて、そのままコインパーキング場を離れて大丈夫です。
出庫時は、車を停めた場所に「番号」が書かれていますから、精算機にその番号を入力して支払いを行います。
支払いが完了したら、ロック板が下がり車を出すことができます。
○ 出庫する際の注意点
ロック式のコインパーキングで注意しなければならないことは、『確実にロック板が下がっているのか』ということです。
車を出庫させる前に、精算機で支払いを済ませます。
この時に自分の車を停めた場所の番号を入力するのですが、入力ミスや番号の見間違いで他の駐車番号を入力してしまうと、ロック板が下がりません。
別のロック板が下がってしまい、自分の車のロック板は下がることがないので、出庫することができなくなります。
番号を間違って入力しても、間違いを知らせてくれるシステムではありませんので、番号入力には注意しましょう。
また、間違った番号を入力したことに気づかずロック板が上がった状態で出庫しようと車を動かすと、車が傷ついてしまったりするので、出庫の際は確実にロック板が下がっていることを確認してから、車を発進させてください。
ゲート式のコインパーキングの利用方法と注意点
ゲート式駐車場の発券機で「駐車券をお取りください」のアナウンスの途中で券を抜き取って「駐車券をお取り」ってなると、1人でクスッとしてる(RT pic.twitter.com/U3HhenORxW
— G.G.ジャック (@jackmsn176) August 2, 2017
ゲート式コインパーキングは、比較的大きな駐車場に設置されています。
ショッピングモールなどにもありますから、操作方法はわかる方が多いでしょう。
- 入り口で駐車券を受け取る
- 空いているスペースに車を停める
- 車を精算機のある出口まで移動する
- ゲートバーをくぐり車を出す
*事前精算機が設置されている場合もあります。
出庫の際は、出口の精算機まで車で行き、駐車券を精算機に入れ支払いを行えば出庫できます。
○ ゲート式の支払い方法は?事前精算もある?
ゲート式のコインパーキングは、ロック式とは違い精算方法が様々です。
多くの場合、車で直接出口まで行き、車に乗った状態で料金の支払いを済ませます。
ですが、この方法ですと出口で渋滞が発生してしまうため、事前精算機が導入されているコインパーキングもあります。
車に乗り込む前に、駐車場付近に設置されている(大型のショッピングモールだと、出入り口などに置かれていることが多いです)事前精算機で駐車料金の支払いを済ませ、出口では精算済みの駐車券を入れるだけというシステムです。
あらかじめ精算するので、小銭の準備などの戸惑うことなく出庫できるので、事前精算機があれば一度利用してみましょう。
○ 駐車券を失くすと高額な支払いを請求されます!
入庫時に出てきた駐車券を失くしてしまうと、予定の支払額よりも高額料金を払わなければならないことがあります。
無人の駐車場の場合、「紛失ボタン」がありますのでそれを押すと支払いができますが、高額料金を請求されます。
電話やインターホンがあったり、大型ショッピングセンターの場合はサービスカウンターなどで担当者さんに相談をして、どう対応すればいいか聞くのが良いと思います。
紛失ボタンを押せばお金を払って出庫できますが、その後駐車券が出てきた時差額が返してもらえない…ということも起きるようです。
※駐車場を管理している会社によって、返金の対応は異なるようです。
こういうことが起きないためにも、駐車券は絶対に失くさないようにわかりやすいところに入れておくか財布などに入れて持ち歩きましょう。
コインパーキングでは「最大料金」に気をつけよう
最近では、コインパーキングに「最大料金」というものが設定されています。
これは、長時間車を停めていても最大料金以上の金額は発生しないというものです。
◯ 例えば?
「1時間500円」というコインパーキングで、「1日最大2,000円」という表示がされていたとしましょう。
この場合、
- 2時間で1,000円
- 3時間で1,500円
- 4時間で2,000円
となりますよね。
では、6時間駐車した場合はどうなるでしょうか。
本来、6時間駐車すると3,000円の駐車料金が発生しますが、「1日最大2,000円」とあるので、6時間駐車しても料金は2,000円となります。
これが「最大料金」の仕組みです。
しかし、これを利用して2日間車を停めていた場合、駐車料金が4,000円にならないことがあります。
利用規約に「入庫1回のみ1日〇〇円」「入庫より24時間まで」などと注意書きがあれば、最大料金が適応されるのは初めの1日だけです。
入庫後24時間以降は、通常の1時間500円に切り替わることがあるので、しっかりと利用規約を確認しておきましょう。
ちなみにこのコインパーキングの場合は、最初の1日2,000円+2日目の24時間×500円=12,000円、合計で14,000円の支払いとなります。
2日で4,000円と思い込んで長く駐車していると大変なことになりますね。
使い方を覚えればコインパーキングは便利!
法改正によって、以前よりも多くのコインパーキングが設置され、非常に便利になってきました。
駐車場を探し回らなくても簡単に見つけられ、手軽に利用することができます。
大型ショッピングセンターだと、「●時間まで無料」というところも多いですから、気軽に車で買い物にも行けますね。
一方で、コインパーキングが増えたことにより、車上荒らしや料金トラブルも多くなってきているようです。
特に無人のコインパーキングに止める際は、必ず窓や鍵を閉めてトラブルに巻き込まれないようにしましょう!
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