バイパス道路とは?どんな役割があるの?バイパスを走行する際の4つの注意点も!
バイパス道路とは、近道や迂回を目的に建設され、渋滞や大気汚染を軽減させる役割を担っています。道路の幅が広くて交差点・信号が少なめなのが特徴です。非常に走りやすく便利なのですが、一般道路ではあるものの有料の道路があったり高速道路と間違えそうな道の場合があります。間違えて速度違反などしてしまわないように、標識を確認するようにして下さい。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 投稿日:2018-9-13
目次
バイパス道路って?どんな役割があるの?
バイパス道路とは「迂回するための道路」の意味と、クネクネした山道などを短縮して通れる道路の意味を持つ道です。
主に市街地などの混雑する区間を避けるために作られたり、道幅が狭い区間の通行を避けるために作られた自動車専用の道路になっています。
バイパス道路の効果
□ 都市部での効果
市街地などにバイパス道路を建設する目的は、交通量の軽減です。
市街地の車幅の狭い道路は交通量が多く渋滞しがちです。
また、車が多く停車することでの騒音や排気ガスによる大気汚染などの問題があります。
このような問題を軽減したり防ぐ目的で、バイパス道路が作られています。
□ 山間部での効果
山間部では、車線が少なかったりクネクネしている形状などから大型車が通行できないことがあるため、バイパス道路が建設されました。
バイパスがあることでスムーズな交通環境で、物流の活性化を図ることができます。
山間部では崩落の危険性があり、万が一崩落した場合には通行が困難になってしまう個所があります。
そうした場合にバイパス道路があることで、山間部と他のエリアが不通となる期間を無くしたりする目的もあります。
バイパス道路を走行する際の4つの注意点
実はバイパス道路は、1種類でなく注意すべき内容のものがあります。
- 料金が発生するバイパス道路
- 制限速度が高速道路に近いバイパス道路
- 高速道路と標識が似ているバイパス道路
- 目的のところで曲がれないバイパス道路
などです。
具体的にはどんなもので、またそのバイパス道路での注意すべき点を紹介します。
1.料金の有無に注意!
バイパス道路であっても、料金が発生する場所があります。
必ずしもETCが使えるとは限りませんので、車に現金を用意しておくとスムーズに通行することができます。
2.制限速度に注意!
高速道路の制限速度は最高時速100km/h、特別な標識が無い一般道路の最高速度は時速60km/hです。
しかし、国内のバイパスで一部のものは高速道路に近い速度で走ることができるようになっているところがあるのです。
例:国道113号の赤湯バイパスは70km/hへ変更になりました。
こうしたことから、パイパスが全て高速道路並に早く走って良いと勘違いしてはいけません。
警察官の取り締まりを受けてしまう可能性があるので、しっかり標識をみてスピードに注意して走行して下さい。
3.道路標識が似ている!
私たちのイメージでは、『緑色の道路標識=高速道路(有料道路)』と認識していますが、バイパスでも緑のものがあります。
国道41号線の高山国府バイパスは緑標識。
でも中部縦貫道の標示は公団フォントのステキ仕様 pic.twitter.com/o8gePtVj2c— たかな(´・ω・){そうだ…高側道へ逝こう (@takana_sokudo) November 9, 2016
道路標識の色ですが、
- 緑色の標識=自動車専用道路
- 青色の標識=自動車専用道路以外
となっています。
高速道路に緑色の看板が用いられることが多いことから「緑色の看板=有料道路」と思い込んでしまいがちです。
しかし、緑色の標識であっても無料で通行できる道路があります。
緑色の看板は、高速道路のためだけに使われているのではなく、『自動車専用道路』に用いられる看板なので、必ずしも有料道路になっているとは限りません。
さらに厄介なことに自動車専用道路であっても青色の標識が使用されている道路もあります。
例えば、国道112号バイパスの月山道路は、自動車専用道路ですが看板の色は青色なのです。
色だけで判断せず、道路標識に表示されている文字をしっかりと確認する必要がありますね。
4.目的のところで曲がれない
バイパス道路は、その道路から降りる右左折の場所が通常の道路より少ない場合があります。
一般道とは違い高架にされていることが多いため、「このあたりで降りたかったのに!」と目的地付近で降りることができない可能性があるのです。
古いカーナビなどでは、普通の一般道路の上をバイパスが通っていることが認識できずに、曲がることの出来ないところで左折・右折を案内されたりすると困ります。
バイパスと一般道路・高速道路の違いは速度制限
バイパスと高速道路は、速度制限が明確に違います。
また、一般道路と一部のバイパスも速度制限が違います。
そのため、勘違いして走っているとスピード違反をしてしまうことも!
- 高速道路の速度制限 :最高100km/h、最低50km/h
- バイパス道路・一般道路の速度制限:最高60km/h、最低なし
と、速度制限には明確な違いがあります。
いくつかのバイパス道路によっては、制限速度が70km/hや80km/hとされていて、高速道路と間違えてしまいがちです。
バイパス道路は信号が少なく速度が出てしまいがちですので、間違っても100km/hなど出してしまわないよう注意しましょう。
バイパス道路は原付き自動車や自転車は走れるの?
結論からいいますと、バイパスごとにルールが異なります。
バイパスの標識がどうなっているかを確認してください。
「自動車専用道路」の標識があるバイパスには入れません
自動車専用道路は、歩行者、軽車両、125cc以下の小型自動二輪車、ミニカー、原動機付自転車は通行できません。
自動車専用道路ではなく、自転車や原付きが走れるバイパスもあります。
しかし、車の通行量が多かったり、スピードが速い車が多い場所では、危険なのであまり原付きや自転車で侵入しないほうが良い場合もあります。
安全を第一に考えて判断してくださいね。
バイパス道路をうまく利用して、スムーズに目的地まで行こう!
バイパス道路は、円滑な交通を実現するために建設されました。
非常に便利で、目的地まで早く到着することが出来ます。
ただし、バイパスでは、スピードの出しすぎには注意です。制限速度を確認しましょう。
初めて通る道路では、しっかりと標識を確認して走行することが重要になります。
バイパスでも有料道路には「有料」の標識があります。
走ってから「アレ?」とならないように、しっかりと確認してから道路に入るようにして下さいね。
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