愛車にリコール通知が来たらどうする?放置して事故にあったときの責任の所在は?
リコール通知が来たけど、ディーラーへ行く時間がなかったり、面倒くさいという理由で行かない方も多くいると思いますが、リコール通知が来たら必ずディーラーへ行って修理をしてください。 また、中古車を購入した際に起こりやすい『通知が来ない』という場合に役立つ自分の車がリコールの対象なのか分かる検索方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 投稿日:2017-7-27
目次
車のリコールって何?
リコールとは、
「自動車の構造、装置、性能が自動車の安全上、公害防止上の規定に適応しなくなる恐れがある状態で、原因が設計または政策の過程にある場合に、その旨を国土交通省に届け出て自動車を回収し、無料で修理する制度」
をいいます。
簡単にまとめると、「自動車メーカーのミスで不具合が起こってしまった場合は無償なので修理に出してください!」というものです。
ですから、自分の所有する車がリコールの対象であった場合には、必ず修理に出しましょう。
自分の車がリコールの対象なのか知る方法
自分の車がリコールの対象車種になった場合、メーカーから通知が来ます。
車の所有者の名前でハガキや封筒で届く場合がほとんどですが、引っ越した際に住所変更をしていなかったり、中古車を購入した場合でリコール通知がうまく届かないこともあります。
このように通知がこない場合や自分の車がリコールの対象車種なのか知りたい場合は、国土交通省が行っている『リコール情報検索』で探してみましょう。
このサイトには、車名や型式などを入力するとリコールの対象なのかすぐにわかるようになっています。
車名だけでも検索できるので、型式が分からなくても大丈夫です。
ニュースやテレビCMなどでも、自動車リコールの情報を知ることが出来ます。
もし聞き逃してしまったとか、自分の車は大丈夫かな?と心配になった方は、メーカーや車を買ったお店に直接確認するか、こういったサイトで検索をしてみましょう。
【注意】中古車を購入した場合は?
中古車の場合は、数年前にリコールになっているが、前オーナーが必要な修理をせずに売却していることもあり得ます。
そういった車を購入しても、購入後に再度リコール通知が来ることはありません。
そのため、中古車を買う際には必ず「リコールがかかっていないか?」を確認したほうがいいです!
その車のディーラーや、購入する中古車販売店、もしくはインターネットで検索して調べましょう。
中古車を購入した後にリコールが発生した際は、きちんと登録情報を自分にしておけば、通知が届きます。
もし、中古で買った車が数年前のリコール対象車種であっても、有効期限はないので無償で修理してくれます。
発覚したら、すぐに修理してもらいましょう。
リコール対象だったらどうしたらいいの?
リコール通知が来た場合やリコール対象車種だとわかったら、まずディーラーへ電話して修理予約をしてください。
連絡を入れることで、都合の良い日に車を持ち込めばよく、代車が必要な場合には手配もしてもらえます。
ディーラーへ事前の連絡をせずに直接持ち込んでも修理してもらえますが、代車が用意できなかったり、修理予約がいっぱいで持ち込んだ当日に修理してもらえず、後日改めて車を持ち込まなければならなくなります。
そのため、まずは連絡を取ることをおすすめします。
車のリコール通知がきたけど、修理しなきゃダメ?
メーカー側の責任でリコールがされたのに、わざわざ持って行くの面倒…なんて思っちゃいますね。
ですが、メーカー側が悪いのだから知らん!っといい、修理せずにリコール箇所が原因で事故を起こしてしまった場合、責任はメーカーではなくドライバーの責任となります。
法的にリコールの通知をすることは定められていますが、受けるかどうかに法的な強制力はありません。
しかし、事故が起こってからでは遅いのでリコール通知が来たら早めに持ち込みましょう。
どうしても予定が空けられない場合は、車検時にリコールの修理をしてくれます。
重大な事故につながる恐れがあるためにリコールされているわけですから、そのまま運転することは大変危険です。
また、修理していないと車検に落ちてしまうこともあります。
無償修理なので、修理を受けておくほうが安全でしょう。
車のリコールとその他サービスキャンペーンとの違い
リコールは、その対象車種に対して無償で修理をしてくれるものですが、他にもリコールに似たものがあり、こちらも無償で対応してくれます。
□ 改善対策
改善対策とは、国土交通省に届け出はしていないが、メーカーの判断で不具合が生じた場合に、安全の確保・環境の保全ができない状態にある時に行われます。
車に及ぶ危険度から見ればリコールほど高くはないですが、メーカーから改善対策の通知が来た場合も一度車を見てもらいましょう。
□ サービスキャンペーン
上記でご紹介した「リコール」や「改善対策」とは違い、商品の改善・向上を目的として行われるものです。
リコールや改善対策とは、重要度が違います。
リコールは受けないと車検が通らないことがありますが、サービスキャンペーンを受けなくても車検は通りますし、走行には問題ないです。
ただし、メーカー側は『不具合が原因で不快な思いをする可能性がある』としています。すごく微妙な表現ですね...。
「重大な事故には繋がらないけど、不快な思いをしますよ。」ということです。
不快な思いをすると聞けば、ディーラーへ行こうと思いますから、このサービスキャンペーンはメーカーの営業に近いです。(笑)
不快な思いをするパーツを交換しますよ!ついでにオイル交換やワイパーの交換などをウチでしてくださいね!っというもので、私たちがディーラーへ足を運ぶ機会を増やすことを目的としたものです。
交換作業をしている間に、新車やオプションの説明などを行います。
販売戦力の一つですね。
リコール通知が来たら早めに対処しましょう
リコールの通知が来た場合は、無償で修理してもらえますので、必ず行うようにしてください。
「修理しなくても問題なく走れるからいいや」と放置してはダメです。
事故や問題が起きてしまってからでは遅いですよ。
新車でも中古車であっても修理は無償でしてもらえるので、リコール通知が来たら速やかに対処するこうにしましょう。
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