
いざという時使えますか?車のパンク修理キットの正しい使い方を予習しよう!
走行中にパンクしてしまった際に、スペアタイヤに交換しようと思ったがスペアタイヤを積んでいない!最近の車の多くはスペアタイヤを積んでおらず、パンク修理キットが装備されています。もしタイヤがパンクしてしまったら、とのような手順で修理したら良いのか、ご紹介します。あまた、おすすめ修理キットや修理剤を使う際の注意点などもご紹介していますので、参考にしてみてください。

免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2018-5-18 / 投稿日:2017-8-1
目次
最近の車はスペアタイヤがない!?
皆さんは、自分の車にスペアタイヤが積まれているかどうかご存知ですか?
「走行中にタイヤがパンクしてしまった…でもスペアタイヤがあるはず!」と、、トランクルームを開けてみたらスペアタイヤないじゃん!(泣)
なんてことになるかもしれませんよ。
最近の車にはスペアタイヤを積んでいない車が多く、いざという時にタイヤ交換が出来ないことが多いです。
ただ、スペアタイヤの代わりに『パンク修理キット』が積まれています。
なんでスペアタイヤを積まないの?
これまでは、出かけた先でタイヤがパンクしてしまったら、自分でスペアタイヤに交換するのが当たり前でした。
しかし、今ではスペアタイヤを積むのが当然ではなく、積まないことが当たり前となっています。
その理由は、
- コストを下げたい
- 燃費を向上させるために車を軽くしたい
- トランクスペースを広く確保したい
- タイヤ交換が自分で出来ない人が多い
- ロードサービスが普及・浸透している
このようなことから、スペアタイヤを積んでいない車が増えてきました。
1.コストを下げたい
ひと昔の車と比べて、最近の車には様々な機能が搭載されるようになりました。
カーナビ、ドライブレコーダー、安全支援機能など、技術の進化とともに車の装備も充実しているので、車にかかるコストが大きいです。
あまり高すぎるとユーザーは購入や買い替えを控えてしまいますから、できるだけコストを抑え販売しています。
2.燃費を向上させるために車を軽くしたい
スペアタイヤの重さは、おおよそ15kg~20kgほどです。
車が軽くなればなるほど燃費は向上しますので、スペアタイヤを積んでいては、車が重たくなるので燃費が落ちてしまいます。
今では、どれぐらい燃費が良いかで車を決めるユーザーは少なくありませんから、メーカー側もできるだけ燃費の良い車を作ります。
そんな中、スペアタイヤを積んでいては、車が重たく燃費が悪くなってしまうので、最近の車には積んでいないことが多いです。
ガソリンタンクの容量を減らして、燃費の向上を図っているくらいですから、スペアタイヤがなくなるのは当然かもしれませんね。
3.トランクルーム(ラゲージスペース)を広く確保したい
これまでスペアタイヤはトランクルームの下に収納されていることが多かったです。
しかし、この部分のスペアタイヤなくすことで、床下収納を確保することができます。
トランクルームを広く確保でき、できるだけ多くの荷物を荷物を積めますし、使い勝手もよくなるのでスペアタイヤを廃止しています。
4.タイヤ交換を自分で出来ない
タイヤ交換方法を自動車教習所で習わないせいもあり、自分でタイヤ交換をする機会がなかなかありません。
スタッドレスタイヤの交換などもディーラーや整備工場にお願いして済ませている方も多くいます。
パンクをしてしまって交換しようにもやり方もわからないし、間違った方法で取り付けてしまうと非常に危険になってしまうこともあります。
このような方が多いことから、スペアタイヤを積まない車が増えています。
また、高速道路でパンクしてしまった場合、交換作業をするのも危険ですから、あえてなくしていると言う理由もあります。
5.ロードサービスが普及・浸透している
JAFなどのロードサービスが充実しているので、わざわざ自分で交換しなくてもよくなってきています。
任意保険などにロードサービスがついているプランもありますから、自分で交換するよりもロードサービスを利用して、安心で確実な方法を選ぶ方が増えているのも理由の一つですね。
先に述べたように、高速道路でのタイヤ交換は危険ですから、スペアタイヤを乗せずすべてプロに任せた方が安心と言う考えもあります。
『パンク修理キット』の使い方!
スペアタイヤを積んでいない車で走行中にパンクしてしまったら、代わりに積まれている『パンク修理キット』を使いましょう。
パンク修理キットの使い方
まずはじめにパンクしている場所を特定します。
タイヤが地面と接地している部分に穴があいてしまった場合のみパンク修理キットが使用できます。
※側面などに亀裂や穴が開いてしまったものには使用できません。
1. バルブが一番下にくるようにする
作業しやすいように、空気を入れるバルブを一番下にくるようにしてください。
また、タイヤに空気が残っている際は、バルブを外す時に飛んでいかないよう注意しましょう。
(もし、バルブが飛んで行ってしまっても修理キットにスペアバルブが入っているので大丈夫ですよ。)
2. タイヤに修理剤を流し込む
タイヤの空気が抜けたら、修理剤を中に流し込んでいきます。
空気注入口に専用のチューブを取り付け、すべての修理剤を入れるようにしてください。
必ず全量流し込んでください。
すべて流し込まないと、うまく補修できない可能性があります。
3. エアコンプレッサーで空気を入れる
修理剤を入れたら、タイヤに空気を入れていきます。
エアコンプレッサーの電源はシガーソケットなどから取ることができるので、周囲に電源がなくても大丈夫です。
車の適正エア圧が書かれている数値になるまで、空気を入れてください。
入れ終わったら、数キロ走ってタイヤ内の空気を安定させましょう。
4. ディーラーや修理工場まで行く
空気安定のための走行が終わったら、もう一度空気圧を測って、問題なければ作業は完了です。
あとは、安全運転で修理工場まで走行してください。
動画で確認してみよう
どんな場合でも、まず安全な場所で対応しましょう。
また、車によって搭載されている修理キットの使い方が異なる場合があります。
自車の説明書に使い方が書いてありますので、目を通しておいたほうがいざという時安心ですよ。
パンク修理キットで応急処置したあと、車はどれぐらい走れるの?
パンク修理キットを使って走行する場合、修理工場まで走行するための応急処置ですので、100、200km走行することはできません。
走ったとしても20~30km程度ですね。
修理キットを使った際は、ゆっくり80km/h以内で走行してください。
通常の運転よりも、ゆっくりと慎重にですよ!
おすすめパンク修理キット
もし自分の車にはスペアタイヤがあり、それを使ってしまったためスペアもパンク修理キットが無い…という場合、乗せておくと気持ち的にも安心です。
1.SLIME(スライム)パンク修理キット
![]() |
今回ご紹介した修理剤をタイヤ内に流し込んで行うものです。
15分程度で修理ができ、誰でも簡単にできるのが嬉しいですね。
2.エーモン パンク修理キット
![]() |
修理剤を流し込むタイプのものではなく、バンクの原因である穴を塞ぐ修理キットです。
上記でご紹介したものより、少し手間がかかりますが、タイヤを新しいものに交換する必要がなく、費用が抑えられることが魅力です。
パンク修理の初心者でもわかりやすい説明書もついています。
修理キットを使ったタイヤは、必ず新品に買い換えよう!
パンクしたタイヤを修理した際、必ず新しいタイヤに交換する必要があります。
修理したから大丈夫、と思わず、必ずディーラーや修理工場に行ってタイヤを交換しましょう。
タイヤは車と地面を繋ぐ大事な部品です。
道路に落ちている破片や釘などでパンクしてしまうのは避けようがないですが、日々メンテナンスをしてひび割れや裂けなどがあったら必ず取り替えてくださいね。
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