
雨の日の運転は注意!事故件数が4倍に!雨の運転時の3つのコツで安全に走行しよう
免許を取ったばかりの人やしょっちゅう運転をしない人は、雨の日の運転が苦手だという方が多いのではないでしょうか。雨の日の運転では、まずスピードに注意することが一番の重要ポイントです。路面が濡れていて滑りやすかったり、濡れた路面の反射で視界が悪かったりでいつもより注意深く周囲を気にしなければなりません。ですがスピードさえ抑えられていれば、怖がらなくても安全に走行することができます。また、窓やワイパー、タイヤの簡単なメンテナンスも日々行っていれば問題はありません。雨の日の運転が怖くて苦手…という方へ、運転のコツや対策をご紹介します。

免許取得歴:20年以上 今乗っている車種:Nissan Skyline(中古で購入) …
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- 最終更新日:2019-5-21 / 投稿日:2017-6-16
目次
雨の日の運転が苦手になりやすいのはなぜ?
雨の日の運転はイヤ…という方、多いですよね。
- 雨粒が窓に付き外が見にくく、ワイパーがあっても視界が悪い。
- 路面が濡れていて滑りやすく、反射して白線も見えにくい。
- 歩行者は傘をさしていて周囲がよく見えておらず、飛び出しなどの危険性がある。
- 周りの車も、運転が不安定になりがち。
- 雨のため、昼間でも比較的暗くて周囲が見づらい。
以上の理由等から、晴れの日よりもより周りを見て運転しなければなりませんので集中力を使います。
雨の日は、一番スリップ事故が多い!
首都高速道路での事故調査によりますと、雨の日には事故が多発しています。
晴天時に比べて、1時間あたりの事故件数は4倍にもなるそうです。
平成28年度を例にとると、雨天の時間は年間総時間の約6%に満たないにも関わらず、雨天時に発生した交通事故件数は総交通事故件数の18.0%を占めています。晴天・雨天別での1時間当たり交通事故件数を算出すると、晴天時は1.08(件/時間)、雨天時では4.52(件/時間)であり、雨天時においては晴天時の約4倍の割合で交通事故が起きていることが分かります。
雨の日は、スピードの出しすぎでスリップをしてしまい事故に繋がる…というケースがとても多いです。
速度を上げたままカーブにさしかかってのスリップ、わだちにできた水たまりやマンホールのフタの上を通過する場合の急なスリップなど、雨の日は危険がいっぱいです。
晴れの日と同じような速度で運転をしていると、ブレーキをかけた際に危険ですので充分注意しましょう。
コツ1:雨の日運転の基本はスピードを落とすこと。理由も解説します!
まずは基本的なことですが、スピードを落として走行しましょう。
スピードが低ければ、急なアクシデントに対してもより短い距離で停止することができます。
上記の動画は、JAFが車に乗員1名乗せた場合と、定員いっぱい乗せた場合の制動距離の実験動画です。
制動距離とは、ブレーキをかけて効き始めてから車が止まるまでの距離です。
雨や雪などで路面が滑りやすい状況だと、この制動距離が伸びる=車がなかなか止まらないということになります。
人数により影響が出るという動画ですが、乾いた路面でさえスピードを出しすぎるとブレーキをかけてから止まるまでの距離は伸びますよね。
雨だと、なおさらそれが伸びてなかなか止まらなくなってしまうのです。
雨の日は視界も悪いため、周りの状況を正確に判断するまでの時間も通常よりかかります。
すると危険に気づいてからブレーキを踏み始めるまでの距離(空走距離)も伸びますから、さらに車が停止するまでの距離が伸びるということですね。
人や荷物が多く乗っていると、またさらに止まりにくくなります。
そのため、雨の日はスピードを落として走行する必要があるということです。
コツ2:運転中の視界が悪い時はヘッドライトを早めに点けよう!
雨の日は視界も悪く全体的に暗いので、周囲から自車を認識しやすくするため早めにヘッドライトを点灯させましょう。
その際、周囲に存在を知らせるための点灯ですので、ロービームで使用しましょう。
ハイビームでは、対向車の視界を妨げてしまいますし、目線の高い位置にある雨粒に光が乱反射するため、かえって見にくくなってしまいます。
もちろんフォグランプや補助灯を点灯させるのもよいと思います。
くれぐれも周囲に眩しくないように、取付け角度や位置に注意しましょう。
コツ3:4つの簡単事前メンテナンスで雨の日に備えよう♪
1)タイヤの溝に注意
道路上の水分を、タイヤの溝で排水することで路面にしっかり吸着し、グリップ力を確保しています。
溝がすり減っているタイヤでは排水がうまくできず、スリップの可能性が高くなります。早めに交換しましょう。
2)ワイパーブレードのゴム交換
ワイパーブレードのゴムが劣化していては、水がうまく拭き取れません。
拭きの残りがあると視界も悪くなり、運転に支障が出ます。
見えにくいと感じたら、新しいものに交換しましょう。
3)撥水ウィンドウコーティングをする
コーティングかけ直したらめっちゃ撥水してて嬉しい pic.twitter.com/QJAe2Hzckk
— よ し た か ゆりこ (@keiotrka) May 10, 2017
ウィンドウに撥水コーティングの処理をすることで、水滴が水玉となって綺麗に流れ落ちるようになります。
そうすることで視界が確保されます。
ディーラーやショップで施工してもらうこともできますし、自分で塗ることも可能です。
曇ったりすることも少なくなりますので、視界の悪さに悩んでいる人はおすすめですよ。
4)ウィンドウの油膜除去
ウィンドウに油膜をついてしまうと、いくらワイパーブレードのゴムが新しくても雨の時にギラギラと反射してしまいます。
カーショップなどで販売している油膜除去キットなどを利用して、フロントガラスをキレイにしておきましょう。
ウィンドウの内側も、乾いた柔らかい布で拭いておくと見やすくなりますよ。
意外!?雨の日の運転では、偏光サングラスが便利!
路面の反射などの対策には、偏向サングラスが有効です。
目に入ってくる光の波長方向を制限することで、眩しさを抑えることができます。
このようなメガネを運転時に利用することで、雨天の路面の乱反射を抑え、視界をクリアにします。
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JINSでも、低価格でドライブ用の偏向グラスが気軽に作成できますよ。
ドライブ用に明るさが調整されたサングラスもありますし、普段メガネを着用している方には、メガネの上からかぶせるタイプのものや、度付メガネとして作ることもできます。
雨の日はスピードを落として安全運転を!
雨の日で路面が濡れていたり視界が悪かったとしても、きちんとスピードを落として運転すれば大丈夫です。
さらに日々の簡単なメンテナンス(タイヤのチェックや窓の掃除など)も行っていれば、より安心ですね。
周囲の様子に気を配り、リラックスして運転すれば初心者でも大丈夫なので、雨の日でも怖がらずに運転してみてください。
逆にベテランの方は、初心に戻って安全運転をするように心がけましょう。
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