
タイヤの交換時期は?溝の減りやひび割れは事故に繋がる!こまめにメンテナンスを!
車のタイヤを交換する時期や目安など悩む方はいませんか?交換する時の目安は何かを詳しくご紹介します。 タイヤは車のパーツの中でとても重要な役割をもっています。ですが、チェックの仕方などがわからず放置してしまいがちです。命を預ける大切なパーツですから、点検方法やチェック項目を知っているだけで、事故やバーストを防ぐことができます。 事故防止、安全運転のためにもぜひ参考にしてみてください!

免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2017-12-28 / 投稿日:2017-4-10
目次
タイヤは車の部品の中で最も重要なパーツ
車のタイヤの性能は日々進化し続けています。
様々な研究がされ、近年のタイヤは最高峰の技術が集約されたものと言っても過言ではありません。
車種によっても適切なタイヤがあり、乗用車用から大型用、レーシングカー用など幅広くありますよね。
今では、抵抗の少ない「エコタイヤ」なども登場し注目を集めています。
タイヤは衝撃を吸収したり、走る・止まる・曲がるといった基本動作に加え、ロードノイズ(走行中のタイヤと路面の摩擦などから起きる騒音)の入り込みを抑えたりや乗り心地なども左右します。
基本的に乗り物にタイヤがついていることは当たり前ですが、実はとても大切なパーツです。
地面との接地面積はハガキ一枚分ほどと小さいですが、だからこそしっかりとメンテナンスしていく必要があります。
タイヤの交換時期はいつ頃?
タイヤの交換時期の目安はどれぐらいなのか、またどの部分をチェックするればいいのか見ていきましょう。
・溝の減り
まず一番わかりやすい部分は『タイヤの溝のチェック』です。
溝が減っていたら、当然タイヤを交換しなくてはなりません。
スリップサインと呼ばれるタイヤを交換する目印になるものが付いています。
この目印を見ることで、タイヤの交換時期がすぐにわかります。
スリップサインの出たタイヤと新品の差 pic.twitter.com/FkjHsIpPnl
— いまむら (@zenzenseganobin) March 28, 2017
車のタイヤは溝の深さが1.6mm以下のものは装着して走行することができないので、このスリップサインと同じ溝の深さになっていたら交換しましょう。
溝がなくなってしまうと、路面の水をうまく処理できなくなってしまい、車がスリップしてしまいます。
車の制御が効かず、雨の日はかなり危険な状態になってしまうので、しっかり溝のチェックをしておきましょう。
・ひび割れ
タイヤはゴムでできているので、月日が経つごとに劣化していきます。
この劣化が進むととタイヤのひび割れが起きます。
ひび割れはタイヤの側面に出来やすく、比較的確認がしやすいです。
交換の目安は、ひび割れの深さによって判断します。
同じタイヤを使用して、4~5年程度立つとヒビ割れが目立ってきます。そうすると交換のタイミングです。
ただし、年数だけで判断するのは危険ですので、気になったらすぐ専門業者に見てもらうことをオススメします。
日頃から車に乗り込む前に、タイヤの状態をまめに確認しておくといいですよ。
・年数
タイヤが製造された年数を、タイヤを見るだけでチェックすることもできます。
タイヤの側面に4桁の数字が記されていませんか?
前半の2桁は製造された年週が記載され、残りの2桁は年度を表します。
例えば『3017』の場合、2017年の30週に製造されたタイヤということがわかります。
タイヤの寿命は約5年と言われているので、自分の車のタイヤがいつ製造されたのかがわかれば、交換時期の目安としても役立ちますね。
・走行距離
車のタイヤは5,000kmで約1mm減るといわれています。
新品のタイヤの溝の深さは約8~7mmなので、スリップサインが出る1.6mmまで走行したと仮定すると約3万kmほどで交換となります。
ですが、スリップサインが出る溝の深さが1.6mmまで使い続けるのはかなり危険です。
溝が浅すぎて、路面の水をうまく弾くことができなくなります。
タイヤの溝が3mm程度のところで交換するのが一般的ですね。
あまり限界まで使い続けると、事故に繋がりかねませんので注意しましょう。
また、走行する路面の状況や走り方でタイヤの減り方も変わってきます。
走行距離数だけで交換判断はせず、臨機応変にチェックしてくださいね。
古いタイヤを使い続けるとどうなる?
古いタイヤを使い続けると、スリップやバーストを引き起こします。
スリップやバーストは、大変大きな事故に繋がります。
以下の動画は、JAFが空気圧不足のタイヤを使用したバースト実験動画です。
タイヤがどのようになるとバーストしてしまうのかがよくわかります。
また、タイヤは使用していなくてもどんどん劣化していきます。
ゴムには劣化防止剤が入っていますが、この防止剤も日が経つにつれてどんどんなくなっていきますから「溝がまだ十分に残っているから...」や「特に異常はないから...」などの理由で長く使い続けると危険ですよ。
走行中にバーストすると、自分の命だけでなく他の車や歩行者などを巻き込む大事故になる可能性があります。
同じタイヤを無理に長く使い続けるのはやめましょう。
ひび割れを放っておくと、どんなことが起きる?
タイヤのひび割れを放置して走行していると、バーストする危険があります。
今日は大変な一日だったぁ
くっそ早起きしてユニバ行く途中の高速道路でまさかのタイヤバースト。
死ぬかと思ったー。JAF待ってる間高速で40分立ち待ち続けて生きた心地しなかった…。 pic.twitter.com/iXXRRwgngY— さすらいうっちー (@UtahiyoUcchii) April 4, 2017
このように、タイヤが悲鳴をあげていることに気づけなかった人も結構いるんですね。
ひび割れの場合、ただのバーストではなくタイヤが吹き飛ぶような現象が起きる可能性があります。
走行中に吹き飛んでしまったら、車の制御が効かず他の車を巻き込んでしまい、思わぬ事故に発展し兼ねません。
軽度のひび割れでしたらあまり問題ないのですが、爪の先がひび割れの中に入るほどの深さがある場合は、すぐにでも交換してください。
ひび割れていても車は走りますが、大変危険な状態なので決して放っておかないようにしましょう。
ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの交換目安
タイヤの種類によって、交換目安が異なります。
今自車がどのタイヤを履いているか、確認して目安にしてください。
・ノーマルタイヤ
ノーマルタイヤの交換目安は約5年程度です。
ですが、走行環境や路面状況によってかなり差があります!
あくまでも目安ですので、この年数だけで判断しないようにしてください。
5年が経過する前に磨耗や溝の減りが多ければ、交換しなくてはならないですからね。
・スタッドレスタイヤ
スタッドレスタイヤの交換目安は3~4年程度です。
ノーマルタイヤを使用している時の保管状況などによっても変わってきますから、スタッドレスタイヤの交換も年数だけで判断しないようにしてください。
保管状態がひどければ、ワンシーズンしか使用できなかったりするので、装着する際には必ずタイヤの状態をチェックしましょう。
カー用品店には、タイヤの硬さを測定するものがあるので、これを利用して使用できるか判断するといいです。
カー用品店などは、タイヤの状態を細かく教えてくれますから、安心して装着することができますね。
自分でできるタイヤメンテナンス
自分でできる方法としては、日頃から溝やひび割れのチェックをしましょう。
洗車の時にチェックするのがいいと思います。
ホイールを洗ったついでに、軽くチェックしてみてください。
また、タイヤのローテーションも効果的です。
タイヤは場所によって減り方が異なります。
タイヤを前後左右で交換することでタイヤの減り方を均一にし、長く使用することが可能です。
駆動部分のタイヤ(ハンドルを回した時に動くタイヤ)は他の2本のタイヤより減りが早いです。
他の2本は車にくっついて回っているだけなので、そこまで早くは減りません。
そのため、よく減る部分とあまり減らない部分のタイヤをローテーションすることで、タイヤが長持ちします。
タイヤ交換したことがある方なら自分でローテーションも可能ですので、一度試してみてください。
意外とタイヤがすり減ってることにも気づけますよ。
ローテーションの頻度としては、5,000kmごとにするといいとされています。
タイヤの交換は怠らず、しっかりメンテナンスしよう
車の中で地面に接しているのはタイヤのみです。
タイヤが、私達を安全に運んでくれるための大事なパーツであることはお分かりいただけたでしょうか。
普段ボディや内装にばかり目は行きがちですが、タイヤ部分もしっかりとチェックをしてください。
洗車の時や車に乗り込む時などに、たまに点検するだけでもトラブルや事故に合う確率は減るのではないでしょうか。
愛車の安全管理もドライバーの義務ですから、愛車の状態を把握しておくことも大切ですよ!
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