
カーコーティングのポリマー系とガラス系の違いと費用は?自分でできるの?
今では多くの車にされているカーコーティング。 ワックスが主流の時代からカーコーティングへと移り変わってきています。 では、ワックスとカーコーティングではどのような違いがあるのでしょうか。施工の方法や持続期間、料金などを見てみましょう。 また、どこで施工すればいいのかや自分でもできるのかご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2020-3-16 / 投稿日:2017-4-5
目次
カーコーティングって何?
カーコーティングとは、車のボディの変色や水弾きをよくし、塗装面を保護してくれるものです。
現在では、多くの車に施されていますね。
塗装の変色やボディの保護だけでなく、洗車が楽になったり、車を売却する時に高値がついたりすることから人気となっています。
今や車の塗装の進化によって、ワックス掛けが主だった時代からカーコーティングが主流となってきています。
カーコーティングとワックスの違い
以前、主流であったワックスの主な成分は「油」です。
カーコーティングと違い、ワックスは空気に触れると酸化し、変色、劣化していきます。
また、ワックスがけは時間と手間もかかります...。
車のサイズが大きくなればなるほど、比例して時間も労力も増えていってしまうのです。
時間と労力をかけたにも関わらず、ワックスの効果はとても短い(ものによりますが1~2か月程度)のでコスパもあまりよくありません。
このようなことから、人気となっているのが「カーコーティング」です。
カーコーティングには大きく分けて2種類のものがあります。
1.ガラスコーティング
ガラスコーティングは、酸化や劣化がしづらく、現在あるコーティングの中で最もグレードの高いものです。
強い撥水性を持ち、ボディカラーを自然で光沢のある発色を生み出してくれるのが特徴です。
ガラス皮膜は酸化しないので、持続期間は1年以上もあり、長期間で新車のように綺麗な状態でいることもできるでしょう。
しかしガラスコーティングは、施工に時間がかかるため数時間、もしくは数日車を預けなくてはなりません。
※施工の種類によっては1週間程度かかるものもあります。
また、ポリマー系カーコーティングよりも施工費用が高くなってしまいます。
・ディーラーで行うと、3~8万円程度
・カーコーティング専門業者だと、2~8万円程度
車種やサポート期間、新車か中古車か、また店舗によって料金は異なります。
サポートを長くしてほしいのか、最初だけやってもらえればいいのか、自分の希望する形で選ぶことができます。
2.ポリマー系コーティング
シリコンやフッ素を含んだもので構成されたコーティングの一種で、ワックスよりは寿命が長いことが特長です。
極微細な傷などは、このシリコンやフッ素によって埋めることができるので、車のボディーにツヤや光沢を出すことができます。
また、施工時間が短く、料金が安いので手軽に行うことができます。
その手軽さから、自分でできるカーコーティングとしても人気です。
しかし、ポリマー系のカーコーティングはワックスよりは長持ちするものの、持続期間があまり長くないので、定期的にメンテナンスが必要になってきます。
ポリマー系カーコーティングは約3ヶ月程度ごとにメンテナンスすると車のツヤや光沢が維持できると言われています。
ポリマー系の特徴をまとめると、以下になります。
・コーティングが柔らかいのでキズが付く
・洗車時にコンパウンドの入っているシャンプーを使用すると、コーティングが落ちる
・商品に書かれている数字よりも実際には持ちが短い(1~3か月程度)
・油が多く含まれるので、劣化するとしつこい油膜になる
・頻繁ににメンテナンスをしなければならない
・市販のコーティング剤は一般の方向けに作られているため、簡単に塗布できるが品質は良くない
カーコーティングはどこでできるの?
カーコーティングはディーラー、コーティング専門業者でやってもらえますが、自分でも行うことができます。
ただ、自分で行うには様々な準備などが必要です。
費用を抑えることが最優先!という方は自分で作業することがおすすめですが、初めての人やあまり時間をかけられない人はプロに対応してもらうのがいいですよ!
1.ディーラーでコーティングオプションをお願いする
カーコーティングは、新車・中古車に関わらず施工することができます。
その際、ディーラーが最も手軽に頼めるでしょう。オプションでカーコーティングが用意されているからです。
オプション追加でお願いできるので、初心者でも簡単ですね!
しかしディーラーで行うコーティングは、持続期間が短く料金も高い…という傾向にあります。
2,3年で車を買い換える予定で、短い期間を綺麗なボディで乗りたいという人に向いているかもしれません。
2.コーティング専門業者にお願いする
車を専門業者に持ち込まなくてはならないですが、新車・中古車ともに施工することができます。
コーティング専門業者なので、品質や安心感が違います。
施工する車の色や状態によって様々な種類のコーティングを選ぶことができます。
どのような種類のコーティングが良いのか、的確にアドバイスしてもらえるのもいいですね。
車を出来る限り長く綺麗に保ちたいのであれば、コーティング専門業者がオススメです。
3.自分で施工する
もちろん、自分でコーティングする方法もあります。
自分で行えば安心ですし、何より費用が抑えられることが一番です!
コーティング剤も、Amazonなどで1000円以下のお手軽なものや、1万円近くするものまで幅広くあります。
自分で施工するにあたって、どれくらいの金額で抑えたいかを決めてから見てみるといいですね。
ただ、自分で施行する場合は注意も必要です。
!ガラスコーティングをする場合
ガラスコーティングは、下地処理が一番重要です!仕上がりの9割を左右するとも言われています。
下地処理をするための工具などを揃える必要があるため、完全な素人には少し難しいかもしれません。
また、カー用品店にガラスコーティング剤はあまり置いていないことも多いため、材料集めに時間がかかる場合もあります。
もし、売っていたとしても「ガラス系コーティング剤」ということが多いです。
ガラス系なので、本来のガラスコーティングではなく「ポリマー系コーティングの中でもガラスコーティングに近いもの」という商品がほとんどですから注意が必要です。
さらにガラスコーティングする場合、施工条件や環境も厳しめに見たほうが良いでしょう。
- 風が吹かない・雨が当たらない・ホコリがたたない屋内
- 温度を20℃前後を保つことができる場所
- 下地処理専用の工具
上記条件が必要になるので、なかなか個人のガレージなどでは行うことができません。
自分で行い失敗してしまうと修正なども難しいため、慣れていない場合はご自身での施工はやめたほうがいいかもしれないですね。
どうしても自分でやりたい!という場合には、ポリマー系のカーコーティングが手軽で費用もかからないのでオススメです。
カー用品店やネット通販にもコーティング剤が売られているので、一度挑戦してみてくださいね!
コーティングした車の日常ケアはどうすればいい?
一度コーティングをしてしまえば、持続期間内のお手入れは簡単です。
コーティングをしていない車に比べて、汚れなどがつきにくくなっているので水洗いや軽めのシャンプーで十分になります。
約1か月に1度の頻度で洗車するのがいいですね。
この洗車の時に、汚れが特にヒドい部分や洗車の時に強く擦ってしまった部分は、コーティングが剥がれてしまっている可能性が高いので、コーティングを補うように部分的に塗り直すと長持ちしますよ。
カーコーティングしていると査定時に有利?
カーコーティングをしているから高値が付く、というわけではありません。
あくまで外見が綺麗に見え、キズなども少ない・目立たないということで、マイナスポイントになりにくいということです。
見た目の綺麗な車とくすんだ車とでは、やはり綺麗な方がいいですよね。
この印象で査定額も左右する可能性があるということです。
基本的にカーコーティングの目的は、車を綺麗に保ったり日頃の手入れを楽にすることなので、コーティングしておけば高く売れる!と断定できるわけではありません。
ただ、綺麗なことに越したことはないので、できるだけ大切に乗ってあげましょう。
その結果、売却時に少しお得になるかもしれません。
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