運転免許「一発試験」合格者に聞いてみた!試験合格のコツや合格までの道のり
運転免許を教習所に通わず試験場で一発で合格。そんな方法で運転免許を取る方法があるって知っていましたか?費用も教習所に通うのに比べると大分抑えられます。しかし、一発免許試験は難易度も高く、一度での合格は現実的にはかなり難しいです。再取得の人でも何度か落ちるレベルです。そんな一発免許試験ですが、私の夫が一発免許で免許を取得しているので合格した時のことを聞いてみました。
免許取得歴:10年 今乗っている車種:ダイハツタント(新車で購入) 車に対する思い:色…
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- 投稿日:2018-8-10
目次
教習所に通わずになぜ一発免許で取得しようと思ったか?
私の夫が最初に免許を取得したのは、高校を卒業した19歳の頃(平成10年頃)のようです。
その後一度免許取消を受け、再取得が28歳の頃(平成19年頃)です。
そのどちらも、教習所に通わずに一発免許にて取得しています。
■普通は教習所に行くところ、一発免許で取得しようと思った理由
- 夫の父親が大型免許まで所持していて、移動の手段が主に車であった事。
- その運転を常に横で見ていて自分でもなんか出来そうと思った事。
- 遊園地などにあるカート(エンジン付でアクセル・ブレーキがあり自分で運転するもの)が好きでよく乗っていたから車も大丈夫じゃないかと思ったとの事。
- 就職してまもなくで、新入社員のため、時間的にそんなに余裕がない事
- 父親に試験場で取ってくれば、「費用は全部出してやる!」と言われた事
その中でも、5番の金銭的な理由が一番大きかったようです。
本当に教習所に通わずに最初から一発で合格できたのか?
難しいという話の一発試験ですので、「本当に合格したの?」と正直信じていませんでした。
普通は、何十万もかけて1-2ヶ月教習所に通ったり、合宿で車のことだけを勉強して合格するんじゃないの・・・?と。
皆さんも気になりますよね。
でも、根掘り葉掘り聞いてみると本当に普通の教習所に通わず合格したようなのです。
夫の場合、最初の免許取得の際には本免試験の学科で一度落ちたそうですが、実技の技能試験は一度で合格。
また、再取得の時はすべて一度で合格したんだそうです。
「一発免許」合格までの流れ
まずは「仮免許学科試験」と「仮免許技能試験」をクリアする必要があります。
その後、「普通免許学科試験」「普通免許技能試験」をクリアすると普通運転免許が取得できます。
一発で合格するために!学科試験対策
では、どうしたら一発で合格できるのかをまとめていきます。
■学科の勉強に必要なもの
一般の書店で売っている自動車の運転に関する教本と問題集を使います。
教本に関してはアマゾンなどでも購入が出来ます。なるべく発行年が新しいものを選ぶと良いでしょう。
問題集は「完全合格!普通免許総まとめ問題集」や「普通免許ポイント攻略問題集」などを使うといいと思います。
■学科試験勉強の仕方
【まずは読む】
とにかく、一度は教本にすべて目を通す。
流し読みでもよいので、最後まで読む事です。
レビューを見ると、試験の3日前から勉強を初めて受かった、などの声もありますので読みやすいものを選ぶと、情報のインプットも楽かもしれません。
まったく何もない状態で問題集をやっても解らない事ばかりになってしまいますので、一度は読む事をお勧めします。
【次は解く】
教本を読んだら問題集を解く。
解らない所もあると思いますが、とにかく一度最後まで問題集をすべて答えましょう。
問題集を解く際はノートを使い、ただ答えだけを書くのではなく、なぜ間違っているのかを書く。
正しい場合は、問題を書き写すのもいいと思います。
免許取得の学科試験は、ひっかけ問題も多いです。
問題集を解いておくことで、どんなひっかけがあるかもイメージしやすいでしょう。
■学科問題例
【問題】
交通量の多いところでは四輪者は出来るだけ右側のドアから乗り降りするとよい。
【答え】
×
【なぜ×なのか?理由】
出来るだけ左側のドアから乗り降りするのがよいから
このように「なぜ」という部分を書くようにすると頭に入りやすいです。
最初は理由がわからないかと思いますので、答えあわせの時にノートに書いて見て下さい。
■試験問題は何度も解きましょう。
自分で勉強をする場合は教本とにらめっこするよりも、問題集を何度もやるのが学科での合格の近道になります。
それに問題集をやっているうちに、「道路標識」や「路面表示」などの意味も必然的に頭に入ってきます。
もし道路標識や路面表示が不安だから覚えたいという方は、最初は見て道路標識の形と意味をノートに書きましょう。
何度も書いていると意味を見るだけで書けるようになってきます。
■模擬試験を受けてみよう
ネット上に模擬試験みたいな物が多数ありますので、そちらにチャレンジしましょう。
例えば「運転免許の試験問題攻略サイト | シカクン」は、○か×かで答えて行けて見やすく、おすすめの模擬試験サイトです。
そこで満点が取れるようなら学科への準備はOKです!
また、記憶の定着を考えると、模擬試験をやる時は勉強をしてから1日置いた方が効果的です)
■実際の試験に挑む時は 前日は早めに就寝しましょう。
寝不足では頭の働きが鈍ります。
また、朝食は必ず取るようにしてください。
緊張をしていると、思わぬ間違いをすることがあります。
今までやってきたことに自信を持って試験に挑みましょう。
コツとしては、試験中どうしてもわからない問題があった場合は、後回しにして最後に考えるようにしてください。
解らない問題で時間を使ってしまうより、とにかく解るところを埋めて行くほうが、最後に時間が足りなくて焦るという事がなくなります。
一発で合格するために!仮免許技能試験
広島の免許センター凄い
コースにバンクカーブがあるw
試験車はレクサスRC-Fとかなら最高なんだが pic.twitter.com/hu4cx2gElG— にんりん (@nzr28) January 22, 2017
技能試験の対策について
■試験の前に運転に慣れる
まったく車の運転をしたことがないのに、いきなり試験場で試験を受けてもまず受かりません。
そのため、試験を受ける前には少なくとも何度か運転をして慣れてください。
とはいえ無免許で公道を運転するわけにはいきません。
そういう時は、「自動車練習場」や「貸しコース」などを利用して練習しましょう。
ただし、練習場などは免許を取得して3年経過した人を隣に乗せなければならず、また、車も自分で用意する必要があります。
自分で練習場を探したり、同乗者を見つけるのが難しいかと思います。
そこで多くの方が利用している「届出教習所」という練習コースを貸してくれるところがあります。
届け出教習所とは、正式名称は「一般社団法人 全国届出自動車教習所協会」の教習所です。
一般的な、○○自動車学校といったような、「指定自動車教習所」以外のものです。
この協会は警察庁の指導のもと、「地域における交通安全教育センター」としての役割をもって事業展開しているそうです。
届出教習所であれば、自動車使用料を払えば車を使えますし、普通自動車の教習であれば5千円前後で教官も乗ってくれますので試験の対策などを聞きやすいです。
届け出教習所一覧はこちらです。
■自分の苦手な事をとにかく練習する
難しいと言われているのが、「S字」や「クランク」、「縦列駐車」、「方向転換」ですので、特に重点的に練習してください。
少しでも苦手をなくす事が大事ですし、練習は自信にも繋がります。
■試験の前に試験コースの下見を
試験の前に試験コースの下見をして下さい。
試験場にはコースの見取り図もありますので、事前に見ておきましょう。
試験コースはいくつかのコースに分かれており、自分がどこのコースを走るかは当日までわかりませんが、実際に運転しなくてもイメージトレーニングをすることも大事です。
■一番最近免許を取った人間にアドバイスを聞く
自分の知り合いなどに教習所で免許を取った人間がいたらどのような運転を習ったかアドバイスをもらいましょう。
その際なるべく最近免許を取得した人がいいです。
卒業したばかりなので覚えている事が多いですから。
ある程度免許を取ってから時間がたって慣れていると、「これは注意だよ!」ということが思い出せません。
例えば、乗車前の車周辺の確認や、踏切で音を聞くために窓を開けるなど、やり漏れると減点にされるような事を忘れている場合があります。
夫の場合は友人と、免許センターに下見に行った際にそこで実際に合格した人に話を聞いたそうです。
見知らぬ人に聞いたりすることに抵抗が無い方にはおすすめの方法ですが、相手が忙しい場合には無理に聞いたりしないようにしましょう。
■仮免許技能試験当日の心構え
前日は必ず早めに就寝して朝は朝食を取りましょう。
技能試験は、多くの場合学科試験の合格発表後、昼休憩を挟んで行われます。
昼食後、技能試験の前に柔軟体操などをして身体をほぐしておきましょう。
試験の前はどうしても緊張しますが、自分は精一杯やってきたと思い、深呼吸をして気持ちを落ち着かせてから試験に挑んでください。
一発で合格するために!本免許技能試験
最後は本免許技能試験の対策になります。
■仮免許に合格すると、必ず「特定教習」を受けなければなりません。
特定教習では「高速教習」「危険予測講習」「応急救護処置講習」を必ず受けます。これは独学の勉強だけでは本免許を受ける資格が取れないので、必ず受講して下さい。
また、仮免許試験を受かった後には、免許取得3年を経過した同乗者を乗せた路上教習を必ずしなければなりません。
ご家族や友人に協力してもらい、公道で練習を行いましょう。
■普通免許技能試験の心構え
長年運転をしていた方も、一発合格は難しいと言われる普通免許の本免許試験です。
柔軟をして身体をほぐし、大きく深呼吸をして、緊張をほぐしてのぞみましょう。
路上での試験なので、しっかりと周りをみて安全に運転する事を心がける。
MT免許ではなくAT限定免許という選択肢も
試験に関することを書いてきましたが、ここで免許の種別に関しても触れておきます。
最近は昔と違い「AT車(オートマ車)」が主流になってきました。
- よほど車が好きでMT車(マニュアル車)に乗りたい!
- 仕事でどうしてもMT(マニュアル車)免許が必要
という場合でなければ、AT限定免許で一発免許試験に挑むのもいいと思います。
初心者が免許を取得する際に苦手と言われているのが、シフト操作を間違ってのエンストです。
オートマ車であればクラッチやシフト操作がありませんので、エンストなどを気にしなくていい分、車の運転に集中することができます。
もし、取得後にマニュアル免許にしたいというのであれば「限定解除」という手段もありますので、もしこれから一発免許をと考えているのであればAT限定で受けてみてはいかがでしょうか。
一発免許・免許の一発試験のコツは?
ここまで体験談から、教習所に通わずに普通免許を取る方法をご紹介してきました。
特にコツらしいコツはありません、勉強とひたすら練習をするという地道な努力が必要です。
一発免許は難易度の高い試験です、運転歴が長くて免許停止になってしまった方以外にはあまりおすすめ出来る方法ではありません。
でも、実際私の夫のように車を運転したことの無い人でも一発試験でも自動車免許が取れたという事実はあるということはどうぞ参考にしてみて下さい。
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