
高速のトラブル33%がタイヤ!ドライブ前に必ずタイヤの空気圧をチェックしよう
セルフのガソリンスタンドが増えてタイヤの空気圧をチェックする人が以前より減っているようですね。そのためか、タイヤのトラブルは増加傾向に。長距離のドライブ旅行を予定している方!その楽しい旅行先で、肝心かなめの愛車にトラブルが発生してしまうと楽しみもどこかに飛んでいってしまいますよね。旅行前に車を点検に出すと一安心ですが、ついつい、いつもの調子で気楽にお出かけ(ドライブ旅行の良さでもありますが・・)する方もやっぱりおられます。ちょっとした心がけで、トラブルを防ぐことが出来ますよ。今回は車の縁の下の力持ち、タイヤについてご紹介です。

今乗っている車種:マツダ アテンザセダン…
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- 最終更新日:2017-12-28 / 投稿日:2016-9-28
目次
JAFロードサービスの第2位がタイヤのトラブル
旅先で車のトラブルは何が一番多いのでしょう?
JAFのHPから発表されているロードサービス出動内容ランキングを参考にすると、タイヤのトラブルが全体の2位なんですよ!
特に安全運転を心がけないといけない高速道路では堂々の1位です。
高速道路の発生比率は実に33.41%です。(一般道は14.88%)
日頃タイヤの空気を意識されている方はほとんどおられないと思います。「点検に出した時に見てもらっているくらいかな?」なんて方が多いでしょう。
車のタイヤのパンクが増えている。日本自動車連盟(JAF)のパンク救援は昨年度は36万件余りと過去最多を記録した。JAFは、セルフ式ガソリンスタンド(GS)の増加で空気圧点検がおろそかになっているとみて、注意を呼びかけている。
このように、タイヤのパンクの増加はニュースでも取り上げられるほど問題になってきています。
せっかくのドライブ・・タイヤの空気を確認するだけでトラブルの1/3は減るということにもなりますよ♪
タイヤのトラブルの種類は大きく3つ
では、そのタイヤトラブルにはどのようなものが有るのでしょう?タイヤトラブルと聞いて真っ先に頭に浮かぶのはパンクですよね。一口に「パンクだ!」と言っても、原因によって種類があります。
①釘などの異物がタイヤに刺さってしまって空気が抜けてしまうパンク
パンク原因判明
溝に異物貫通
空気圧低い状態で走ったのでタイヤ終了〜♪
(´・ω・`) ショボーン pic.twitter.com/cDYbgTt0ta
— あおい 安斎 (@Aoi_DS4R125) September 25, 2014
②タイヤのゴムが劣化して破裂を起こしてしまうバースト
今日の夕方5時頃、東名高速下り線178.8㎞ポスト付近でタイヤがバースト!NEXCO中日本の職員サンが来てくれて「JAFが来るまで私があなたたちを守ります」と言ってくれて寒い中旗を振ってくれてた方、この場を借りてお礼を言いたいです。
どうもありがとうございました#拡散希望 pic.twitter.com/MfDAVXGh3S— おとーたま (@oto_tama) March 7, 2017
タイヤが、こうなっていた
バーストした、と言うらしい。
なんてこった… pic.twitter.com/x4W6zSlnt2— まりりん@11/12アイナナ新年会 (@mariai7aka) March 19, 2017
③知らない間にゆっくりと空気が抜けていくスローパンクチャー
スローパンクチャーに悩まされた一週間でした(´ω`) pic.twitter.com/zVK0o7ZgLF
— つくみ。 (@tsukkun49) October 8, 2016
結局のところ左リアタイヤに釘が刺さってスローパンクチャー起こしてたというね… pic.twitter.com/eYJ4Ds31Vg
— うるりん@メイドさんジャージのあやすぃ人 (@ururin0211) August 3, 2016
などがあります。
他にもボルトナットの緩みによりタイヤが外れてしまうという大事故にもつながる恐れがあるトラブルもあります。
これらのトラブルの対策は、もちろん日頃の点検です!
実際のところ、タイヤがパンクしたらいくらかかる?
準備万全でお出かけしたのに、タイヤがパンクしてしまった・・いったいどれくらいかかるのでしょう?
参考にJAFさんの出張修理価格をお伝えしますね。
①高速:応急修理で大体15,000円~22,000円といったところです。
②一般道:約13,000円です。因みにこれは日中のお話です。夜間の場合(20:00~翌08:00)は価格も上がります。
(※金額はJAFの会員ではない場合になります。)
思い立ったが吉日!タイヤの空気圧チェックしましょう!
でも、どうやってするのよ?自転車みたいにカンカンなったらOK!みたいな感覚?わからないですよね・・
安心してください!
車ごとに指定空気圧というのが決まっています。
Photo by writer
運転席のドアを開けたセンターピラーにシールが貼られています。確認してみてください。設定数値が記載されていますよ。
2種類の表現がされています。単位の違いだけですので、気にしないで!
まず、①ガソリンスタンドで空気圧チェックをやる方法
給油時にサービスマンへ「空気圧チェックお願いします」と伝えれば、4輪とも確認してくれます。
空気圧のチェックは無料、エアの充填は有料というところが増えてきています。
事前に伝えてくれると思いますが、気をつけましょう。機械をお借りして、充填する場合は無料ですよ♪
次に、②セルフのガソリンスタンドで空気圧チェックをやる方法
当然、無料です。
「空気圧チェックはこちら」みたいな手書き?の看板がかかっていると思います。その場所まで車を移動させて、機械を借りましょう。
最後に、③空気圧ゲージを使って自分で空気圧をチェックする方法
Photo by writer
タイヤのバルブにゲージを差し込んで、圧を計測します。
けっこう難しくて、最初の頃は空気が漏れていってしまいました・・計測しているのに漏れてしまったら意味がありません・・出来れば、エアの充填できる環境がある場所で計測しましょう。
タイヤの空気圧を自分で調整してみましょう!方法は2つ!
それでは、早速調整してみましょう。機械は2種類あります。それぞれ使い方が少し違いますが、難しくありませんのでご安心を♪
①「持ち運びエアタンク型」・・エアタンク毎持ち運ぶタイプ
手順としては、
- ノズルをバルブに押し当てて、前述の空気圧ゲージのように最初にタイヤの空気圧を計測します。
- エアタンク本体には「+(プラス)」と「-(マイナス)」のボタンがあります。それを押下することでエアを入れたり抜いたりして調整します。
- ゲージを見ながら、自分の車にあった値に調整していきます。
- 4輪とも終われば、元にあった場所にセットしましょう。エアタンクへの充填を行います。
持ち運び型の欠点は、徐々にエアタンク内の空気圧が減ってしまう点です。調整に手間取ってしまうと、都度都度エアタンクにも(!)エアを充填する必要がありますよ。
②「据え置きプリセット型」・・4輪までケーブルを伸ばしてエアを充填します
持ち運び型と大きく異なるのは、「最初に自分の車へセットする空気圧を決めること」です。
- ダイヤルを回して、自分の車にあった値に針を調節します。
- ノズルを各タイヤのバルブに押し当てます。勝手に設定した値まで充填してくれます。因みに充填中は「キンコンキンコン」鳴ってます。
- 鳴り止んだら、充填終了!
次のタイヤに移りましょう。エアタンク型と異なりケーブルの取り回しがけっこう大変かも?やみくもに引っ張ると故障の原因にもなりますから気をつけてくださいね。
タイヤの空気圧チェックの頻度はどれくらい?
一般社団法人日本自動車タイヤ協会(以下、JATMA)が推奨している頻度は、月に1回です。
自然に空気圧は低下するからです。
自転車を思い出してください。普段乗らない自転車、確か何ヶ月か前にも乗る時に空気入れたけどまた減ってる?って事ないですか?
そうなんです!空気は、タイヤゴムから直接、浸透によって抜けていきます。
もう一つはバルブの部分のほんの少しの隙間から徐々に漏れてしまいます。車のタイヤも同じです!だからJATMAさんも、「月に1回はチェックしましょう」と言ってます。
タイヤの空気圧と燃費の関係は?
関係があるか?ないか?もちろん、あります。
空気圧が低下していると燃費が悪くなります。
またまた、自転車を思い出してくださいね。なんとなく、タイヤの空気が抜けている自転車のペダルって重たくないですか?
そう、重たいですよね。逆に空気を入れた直後はペダルも軽いと思います。それだけ、余分な力が必要ということです。
車にも当てはまります。タイヤの空気圧が低下していると自転車と同じ原理で、余分にアクセルを踏まないとスピードが出ません。結果、燃費が悪くなります。
タイヤの空気圧は乗り心地に影響するの?
乗り心地も影響します。
タイヤの空気が低下していると、乗り心地は優しくなります。
たくさん空気が入っていると、跳ねるような感覚(固い)の乗り心地になります。
昔の送迎車は、お客様を乗せるため、若干空気圧を低めに調整して乗り心地を少しでも良くしたりしていていました。
キビキビした運転をしたい時は空気圧を多めに、優しい乗り心地でゆったり運転したい時は空気圧を少し少なめにしてドライブを楽しむのもありです!
タイヤの点検をしないわけにはいきませんよね!
如何でしたか?普段あまり気にしていない縁の下の力持ち、タイヤも奥が深いですね!
タイヤの空気圧を確認&調節するだけでトラブルの発生も減りますし、燃費も良くなるなんて良いことずくめです。
タイヤの空気圧をチェックすることで、タイヤを側で見ますから、タイヤの劣化やその他の異常も発見できたりします。
せっかくの旅行です!安全に楽しく、ドライブするためにも1度確認してみてください。車への愛着も一層強まるかもしれません!
■トラブルに合わないためのメンテナンスが気になる方はこの記事もチェック!

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