
車のバッテリーの寿命・交換時期・頻度・費用の相場はどれくらい?至急交換必要な症状とは?
毎日車に乗っているけれど、「バッテリー」って一体何??よく知らないで運転している方はいませんか。きっとそんな方は多いと思います。こちらでは、バッテリーの役割や交換頻度・交換場所・かかる費用等を、車に詳しくない方にも分かりやすいように、詳しくお伝えして行きます!これを読んだら今よりもっと、愛車の異変に耳を傾けてあげられますよ。

今乗っている車種:ボルボ…
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- 最終更新日:2019-3-13 / 投稿日:2016-9-30
目次
バッテリーの役割とは?
車はガソリンだけでは動かすことができません。
車を動かすためにバッテリーが欠かせないのです。
車が動くとき、まずバッテリーの電気を使ってエンジンを始動させます。エンジンが始動したら、オルタネーターという発電機が動き、ここから必要な電気が使用されます。
その後、エンジンがかかっている間はオルタネーターから発電するため、余った電気がバッテリーに充電されます。
エンジン始動の他にも、ヘッドライトやウインカーなどのライト類、カーナビ、カーオーディオ、時計、パワーウインドウ、ワイパー、クラクションなど電気を使用している物はたくさんあります。
走行している時だけではなく、エンジンが止まっている間でもバッテリー内の電気を使うことができます。
車を止めている間にハザードランプを点けていたり、カーナビが使えたり、キーレスエントリーが使えるのも、バッテリーに充電されているおかげなのです。
バッテリーを交換しないとどうなる?
携帯電話などと一緒で、ずっと使えるわけではなく、バッテリーの寿命は2~3年なので、使っていればどんどん性能も落ちてきてしまいます。
バッテリーを交換しないと、充電ができなくなってしまい、ライトやパワーウインドウなどの電気を使用している部品が正常に機能しなくなります。
最終的には突然エンジンがかからなくなってしまいます。
バッテリーをきちんと交換していれば、そのようなことが起こることはなく、安心して運転できますので、定期的にバッテリーを交換する必要があります。
バッテリーはどのくらいの頻度で交換すれば良いの?
バッテリーは充電をすれば永久的に使用できるというものではありません。
バッテリーの寿命は使用状況にもよりますが約2~3年と言われています。そのため2~3年ごとには交換が必要です。
2~3年ごとであれば、車検ごとに交換するのが忘れずに交換できそうですね。
自分で交換するか、車検の時に一緒にバッテリー交換を依頼するのも良いでしょう。
【注意!】このような使い方をしていると、バッテリーの寿命を縮めてしまう場合もあります
- 一日に何度もエンジンをかけたり止めたりしている。
- 一度に走る距離が短い。
- エンジンを止めてカーオーディオやカーナビを使用したり、ハザードランプを点けることが多い。
- 夜や雨の時にしか車を使用しない。
- ネオンやカーオーディオなど消費電力の大きい部品を付けている。
- いつもエアコンを使用している。
- 渋滞している道路を走ることが多い。
- あまり車に乗ることがない。(乗らないことが多い)
- 容量の小さいバッテリーを付けている。
これらの方法を行っていると、バッテリーに充電されず放電量が多いため、バッテリーが上がってしまったり、性能が弱まってしまうことがあります。
バッテリーを至急交換した方が良い症状とは?
2~3年ごとに交換するのが目安ではありますが、以下の症状がある場合は2~3年経っていなくても交換が必要です。
このような症状が出たら、早めにバッテリーを交換しましょう!
- エンジンのかかりが悪くなっている。
- エンジンの回転数によって、ライトの明るさが変わる。
- パワーウインドウやワイパーの動きが遅い。
- クラクションの音が弱い。
- バッテリー液の減り方が早い。
- 長い期間、車を使用していない。
- 何度かバッテリーがあがったことがある。
- インジケーターが「要交換」となっている。
※インジケーターとは?
バッテリーの上部にあるバッテリーの充電の目安を示したものです。
ボンネットを開ければバッテリーを見ることができますので、インジケーターを確認しましょう。
あくまでも、インジケーターはひとつの目安です。インジケーターが「要交換」ではなかったとしても、上記の症状があれば点検を行い、必要であれば交換しましょう。
「バッテリー交換が多い季節ってあるの?」トヨタお客様サービスセンターに問い合わせてみました!
バッテリー交換の多い季節があるのかどうか、疑問に思ったので、「トヨタ自動車株式会社 お客様相談センター」へ電話で直接問い合わせをしてみました。
電話口では、若そうな女性のスタッフがテキパキと受け答えしてくれましたよ。
返答は、「季節で言うと一般的には夏場・冬場の交換が多いと言われています。ただ、使用状況によって一概に季節が関係あるとは言えず、その車の使用頻度や使い方によって異なってくると思います。」と言われました。
「夏場・冬場が多いということは、暑い寒いで、車に負担が掛かりやすいからですか?」と尋ねると、「詳しいことは分かり兼ねるので、担当者に確認しますね。」とおっしゃって下さいましたが、これ以上は申し訳なくお断りしてしまいました。
こんな些細な質問にも、丁寧にお答え下さりなんだか感動!
ちょっとした疑問があれば、お客様センターで問い合わせしてみるのもアリですね。自分であれこれ調べているよりも、確実で解決も早い気がします。
■トヨタ自動車株式会社 お客様相談センター
お電話でのお問い合わせ
0800-700-7700(フリーコール)
受付 365日 年中無休 9:00~18:00
バッテリー交換ってどこでできるの?
■ディーラー
※ディーラーとは、特定の自動車メーカーと特約店契約を結んだ販売業者のことです。要するに「特定の自動車メーカー」の車を直接的に販売・メンテナンスするお店のことを指します。メーカーの正規取引店と言うことで、私たちにとっても一番信頼のおけるお店になりますね。
ディーラーに持って行けば、間違いなく交換して頂けます。その車の純正品と交換してくれますし、何より安心感はありますね。
■カー用品店
※イエローハット、オートバックス、タイヤ館などのカー用品店でもバッテリー交換は可能です◎ 自宅近くのよく行くお店があればフラ~っと、気軽に行きやすいのも良いですよね。
■ガソリンスタンド
私たちに一番身近なのがガソリンスタンドではないでしょうか。整備士さんのいるガソリンスタンドで交換可能です。時々キャンペーンをしていることもありますし、給油ついでにスタッフさんに、バッテリー交換について聞いてみるのも良いですよ。行き慣れたガソリンスタンドがありましたら、是非利用してみて下さい。
■自分で交換する
ホームセンターやインターネット等でバッテリー本体を購入し、自分で取り付けることもできます。(但し、作業手順には注意が必要です。)
バッテリー交換の値段の相場を調べてみました
バッテリー交換時には、「バッテリー本体価格」と「工賃(人件費)」が掛かります。バッテリー本体自体もピンキリで、価格帯は様々です。車種によっても異なるので、交換して貰うお店で見積もりを貰うのが確実ですね。
大体の相場は1万円~3万円くらいでしょう。
見積もりが高いと感じたら、他店と相見積もりして貰いましょう。ハッキリと「他店でも見積もり取らせて貰ってから、検討させて頂きますね。」と、お店の方にお伝えすれば大丈夫です。
ディーラーは高いと言われていますが、メーカー純正品と安心感には変えられないと思います。
カー用品店とガソリンスタンドも、ディーラーより少しお安くなりますが、それ程価格は変わらないでしょう。
【お安くバッテリー交換する裏技】
ネットやホームセンターで、車に合うバッテリー本体を安く購入し、ディーラーにて取り外し&取り付けを依頼する方法です。
取り外しを自分で行うと、コンピューターの設定がリセットされてしまい、自分で再度設定出来ないのでディーラーにお任せする方が安心なのです。(特に輸入車)
※事前にディーラーに、持ち込み交換が可能か確認してから行いましょう!
自分は大丈夫!!は危険ですよ!100人に1人がバッテリートラブルに遭遇!
車に乗っていて、「ん?エンジンのかかりが何だか遅くなって来た?」「窓の開け閉めがゆっくりになった?」「ライトが暗い?」そんな小さな異変に気付いたら、一度バッテリー交換を視野に入れ、プロの方に見て貰いましょう。
バッテリー交換の予兆があったのに見て見ぬふりをして乗り続けていると、運転中に信号待ちでエンジンが止まり、二度と掛からなくなってしまうことだってあるんです。もし道の真ん中で止まってしまったら・・・。
平成27年度のデータによると、JAFのロードサービス出動件数で、バッテリーのトラブルは735,326件。計算上は、免許保有者の約100人に1人がバッテリーのトラブルに合ってしまうことになります。
かなりの確率ですね!
愛車の異変を敏感に察知してあげることが、安全に運転出来る一番の秘訣です。あなたの愛車、これからも大切に乗ってあげて下さいね。
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