車は13年目から税金が高くなるってほんと?乗り続ける?買い換える?どっちがいいの?
13年を越えて車を維持していると、税金が高くなるというのを耳にしました。昔は11年過ぎると毎年車検だったというのを思い出し、今はどうなっているのかを調べてみました。 私が若かったころの11年落ちと、今から13年落ちの車では、車の作り自体が全く違いますが、そういう場合の対処方法についても考えてみました。
免許取得歴:20年以上 今乗っている車種:Nissan Skyline(中古で購入) …
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- 最終更新日:2018-1-11 / 投稿日:2017-5-2
目次
13年目で車の税金が高くなるってほんと?
車を安く手に入れたい場合には、低年式車という選択肢もありますね。
今から13年前というと2004年ですから、40~50代以上くらいの方にとっては、「つい最近だよねー」と思うのではないでしょうか?
たとえば2004年型の日産マーチ。価格はといえば、中古相場を見ますとおおよそ10万円前後。今でも普通に問題なく使えそうです。
このように車を長年使ってきた場合、13年経過したら、乗り続けるのか、買い換えるのか?どうしたらよいのでしょうか?
今回は、自動車税・自動車重量税などの税金がどれくらいかわるのか、調べてみました。
2017年の自動車税は?13年目から15%のアップ!「自動車税のグリーン化特例の重課」
平成28年度(2016年度)の税制改正で、自動車税のグリーン化特例というのがありました。
これにより、一部のエコカーは「軽課」とよばれ優遇税率が適用されたのですが、新車登録から13年を経過したガソリン車、同じく11年を経過したディーゼル車は「重課」となり15%税金が高くなってしまいます。
軽自動車の場合には、13年を経過すると20%税金が高くなります。
例えば、1,000cc超1,500cc以下の車の場合、13年未満ならば34,500円、13年を超えると 39,600円 になります。
自動車重量税は?13年目18年目を区切りに高額に!
13年目からおおよそ1.4倍、18年目から13年目以前の場合のおおよそ1.5倍に!
たとえば、1.5t未満の車を2年車検に出すとき、
- 13年未満のエコカー以外の乗用車の場合には、24,600円です。
これが
- 13年を経過すると、34,200円
- 18年を経過すると 37,800円
になります。
エコカー以外の軽自動車(自家用)の場合には、13年未満で6,600円だったのが、13年を経過すると7,800円、18年を経過すると8,800円になります。
ただし、普通車も軽自動車もエコカーの場合には、13年、18年経過しても重量税額は変わりません。
13年目を迎える車はみんなどうしてる?その1「乗り続ける」
さすがに13年に達すると、よほどのプレミアが付いた車でないと売っても値段がつきません。
0円ではないにしても査定は厳しいです。
そのまま乗り続けるというのはどうでしょうか?
13年未満と13年以降の税額を比較!実は税額の差は月額+575円のみ
1,000cc超1,500cc以下、1.5t未満の小型車の場合を例に、13年未満と13年以降の税額を比較してみましょう!
自動車税の差額は、年間5,100円(39,600円-34,500円)です。
重量税は2年車検時にかかってきますので、その差額は3,600円(37,800円 - 34,200円)。
これを1年分に換算して1,800円。
結果、年間維持費の差は6,900円です。(月々に換算して575円)
これを大きいとみるかどうかですが、「全く高くて無理!」という金額ではないと思います。
もちろん、最近の車に比べれば燃費性能も若干低いでしょうし、年式も高くなるので故障も増えてくるでしょう。
とはいえ、「13年目を機にどうしても乗り換えなくてはいけない!」というほどの変化では無いと思います。
いずれ買い替えは必要かもしれませんが、じっくり考えてからでも遅くはないと思います。
長く付き合った愛着ある車ですし、大事に乗るのも選択肢と思われます。
13年目を迎える車はみんなどうしてる?その2「売る」
政府の税制改革で、13年を超える車に重課しているわけですから、「古くなった車はやめてより燃費のいい新しい車に乗ってくださいね!」と暗に言っているようなものです。
それに13年経過すれば、売っても査定がほとんど0になってしまうのではないでしょうか?
それを覚悟して、1つの乗り換えの機会ととらえるのもよいかもしれません。
やはり年式の新しい車は、概して燃費がよくなりますし、故障も比較的少ないはずです。
特に車の調子がいまいちというのであれば、買い替えも1つの選択肢と思われます。
13年目を迎える車はみんなどうしてる?その3「廃車」
上記でも触れましたが、売っても査定額がほとんどつかないよう場合には、廃車になるケースも多々あると思います。
とはいえ、廃車にするかしないかは、下取りしてもらった先のディーラーさんが決めることです。
引き続き生活に車が必要な方は、普通に今の車を下取ってもらい、買い替えればよいと思います。
13年目以降は車検は年何回?
13年目以降も車検は2年に1回です。(自家用乗用自動車、軽自動車の場合)
13年目の車の税金差は月額575円!13年を超えても車はまだまだ乗れますよ!
13年目の車の税金について調べ、その場合車をどうするかについて考えてみました。
だいぶ前には、11年を過ぎると毎年車検しなくてはならない時期がありました。
毎年整備に出すことを考えれば、このくらいの税金の値上がりは大したことは無い変化だと思います。
とはいえ、税金が高くなるというのは、あまりうれしくありませんね。
一つ私が思うのは、「13年前とは言っても当時の自動車技術はかなり高かった」ということです。
もちろん今ほどではありませんが、素晴らしい車がたくさんありました。
ですから、13年経過した車でもちゃんとメンテナンスして自信をもってお乗りになって欲しいと思います。
私の場合、今の車はまだそれほど古くはないのですが、ミニバンが欲しいと思っておりまして、安く買えるので年式の古いミニバンに乗り換えようかと密かに思案しております。
買い替えの場合の私の一番の懸念事項は、錆による劣化と電装系の故障です。
例えばパワーウィンドウのモーター交換などの修理が発生すると、すぐに1万円以上の出費になってしまうからです。
エンジンなどはちゃんとオイル交換していれば、10万km越えなどはあまり問題視しておりません。
もし、この作戦でうまく車を乗り換えることができましたら、今度はその辺りについてもご紹介します。
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