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雨の日の事故は晴れの日の5倍!→ワイパー交換でいつでも視界をクリアに!
ワイパーの主な役割は視界をクリアにすること!安全に走行するために、キレイですっきりした視界をキープするポイントはワイパーにあります。
雨や雪で視界が悪いと運転しにくいですし、結果として事故にもつながることがあります。
首都高速道路株式会社の調べによると、1年(8,760時間)のうち、雨が降っているのは4%(391時間)しかないにもかかわらず、雨天時に発生した交通事故件数は総交通事故件数の17.6%を占めているそうです。
データから見ても、雨の日はやはり事故のリスクは高まっていることがわかりますね。
事故のリスクから身を守ってくれるワイパーは実はとても傷みやすいです。停車中、走行中の砂やゴミ、鳥の糞、猛烈な太陽光などの汚れやダメージは避けられず、ワイパーはいつでも過酷な情況にさらされています。
大切なワイパーは定期的にチェックして、少しでも傷んでいたら交換することで、いつでも視界をクリアにしておきましょう。
「ブレード」と「ゴム(ラバー)」の違いを知ってワイパーを正しく交換しよう
■ワイパーブレードとワイパーゴム(ラバー)はどう違うの?
ワイパーはブレードにゴム(ラバー)を装着する事で、ガラスの水滴や汚れを除去し視界を良好にしてくれます。
ワイパーブレードは、ワイパーアームの先についている金属、またはプラスチック等で出来ているパーツの事で、ガラスと密着するように設計されています。
ゴムで出来ているワイパーラバーを取り付ける事で、粘弾性が高く密着するので、ガラスに傷を付けず、ゴミや汚れをきれいに拭き取ってくれます。
■ワイパーの種類はいろいろ
フロントガラスについているのはもちろん、リアガラス、ヘッドランプについている車種もあります。
また雪の降る地域では冬用ワイパーというものも使われています。寒さですぐに凍り付いてしまうガラスやワイパーは、拭き取り能力が下がり視界が遮られてしまいがちです。雪国での視界をキープするのには、冬用ワイパーを装着する事をオススメします。
【ワイパーゴム(ラバー)】交換のタイミング・時期とその見分け方
ワイパーを動かして、
- 水はけがわるい
- ビビビと振動とともに動きがおかしい(ビビリ音)
- ワイパーラバーにヒビ、亀裂、癖がついている
上記のような場合は交換しましょう。
ゴムの耐久性を考えると少なくとも1年に1度は交換したいですね。
また、車を保管する場所によってもワイパーの交換時期は異なり、カーポートや屋根付きガレージに駐車しない事が多い場合や、炎天下の灼熱の太陽の熱や豪雨、雪などにさらされると劣化が進み交換タイミングが早くなりますので、日頃からの点検をしっかり行ないましょう。
ワイパーのビビリ音とは?
ウィンドウの湿りが少ない状態でワイパーを動かした時に、「ズズズ」「ガガッ」という音がして、ワイパーが波打つような不自然な動きが発生することです。ワイパーの劣化などでゴムの当たる角度が変わってしまっている場合が多いです。
【ワイパーブレード】交換のタイミング・時期とその見分け方
- ワイパーゴム(ラバー)を交換したけれど、拭き取り能力がいまいちスッキリしない
- ワイパーブレードが錆びてきている
- ワイパーが歪んできている
こんな時はワイパーブレードの交換のタイミングかもしれません。
ワイパーブレードは金属、またはプラスチック等の素材で出来ているため、ワイパーラバーほど頻繁な交換が必要な部品ではありません。
しかし、長年の使用でワイパーブレードに錆が出てきたり、ブレード自体が変形する事でワイパー本来の拭き取り能力が低下する場合があります。
■ワイパーは車検で点検項目です!
2年もしくは3年に一度の車検ですが、ワイパーも重要な点検項目に指定されています。
著しく拭き取りが出来ない場合や、ワイパーゴム(ラバー)の亀裂があると車検が通りませんので気をつけてください。
【自分でカンタン交換!】交換の準備と必要な道具を揃えよう
ワイパーのサイズや形を確認し、カー用品店やホームセンターでワイパーブレード、または、ワイパーゴム(ラバー)を購入しましょう。
ゴムだけ交換するかブレードも交換するかの判断は、ブレードを見て、錆びたり歪んだりしていない場合は、ラバーだけの交換で大丈夫です。
準備する道具としては、ラジオペンチ(先の細くなっているペンチ)があると作業がしやすいでしょう。
また、ガラスを保護するために、大きめのタオルなどをガラスに敷いておきましょう。
☆HOZAN/ホーザン P-15-125 ラジオペンチ 125mm コード(3205002)【RCP】
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準備が整ったら作業開始です。
【自分でカンタン交換!】ワイパーゴム(ラバー)のみ交換する方法
最も安く交換する方法が、ワイパーゴム(ラバー)のみ交換する方法です。
かかる時間は10分程度です。
ワイパーゴムは、1本200円~500円程度の価格帯が多く、これで、十分な拭き上げ性能が維持できます。
■交換方法
- ワイパーブレードから古いラバーを引き抜き、新しいゴム(ラバー)を差し込むだけです。
- ブレードのストッパー(突起)とラバーの凹みが噛み合う所まで押し込んで完了です。
ゴムを引き抜く時、ゴムが硬くなっている場合はラジオペンチで挟んで引くと、引き抜きやすいです。しかし新しいゴムを差し込むときは、手で押し込みましょう。ラジオペンチを使うと、ゴムをねじ切ってしまう危険性があります。
【ソフト99 SOFT99】ガラコワイパー パワー撥水 ブレード PB-7 04607
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《注意すること》
この時注意するのは、新しく購入したゴムに金属ワイヤーが付属されている場合、ゴムに組み付ける必要があるので、古いゴムを参考に、同じ状態になる様に金属をはめ込みます。
■高性能なワイパーゴム(ラバー)
シリコンコートなどが施されていて3,000円を超える特殊な物もあります。
もっと拭き上げ性能を上げたい人や,高速道路走行が多い場合など効果を実感できそうです。
PIAA ( ピア ) フラットワイパーブレード Valeoシレンシオ エクストリーム シリコン 530mm 475mm VM318S
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【自分でカンタン交換!】ワイパーブレードごと交換する方法
最も簡単な交換方法が、ワイパーブレードごと交換する方法です。しかし、これはワイパーゴムを抑える金属やプラスチックごと交換するので、金額が少し高くなります。
車種によっては適合商品が豊富で、500円程度の物もありますが、多くが1,000円を超えるため、フロントとリアを合わせて3,000円を超えます。しかし、ブレードも風圧や使用状況で歪んでしまったりするので、余裕があれば交換しておくと良いでしょう。
■交換方法
ワイパーアーム(ワイパーを左右に動かす部分)からブレードを外し、新しいブレードをはめるだけです。かかる時間は10分程度です。
- ワイパーアームがU字型の金属になっている物が多く、取り付けられているブレード側にある、ベロの様な突起を押してスライドさせると外れます。
- 取り付けは逆の手順で、新しいブレードをU字にはめ込み「カチ」っと音がするまで押し込みましょう。
特殊な形状になっているアームもありますが、車の取り扱い説明書に取り外し方法が書かれているので、一度確認して下さい。
NWB(エヌダブルビー) デザインワイパー 350mm Uクリップ D35
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《注意すること》
ワイパーアームがガラスにぶつからない様にガラスを保護しておく事です。ワイパーアームは鉄製で、アームの付け根にバネが入っている事で、ガラスにブレードを押し付ける仕組みになっています。これがはずみでぶつかると、ガラスが割れてしまう事がありまので、この作業は慎重に行いましょう。
少し手間がかかっても、とにかく安く済ませたい方は必見!
車種ごとの適合商品以外に、フリーカットのワイパーゴムや、古い車種や外車の適合品の中には、ワイパーゴムをカットして使用するタイプの物があります。
これらは、付属の金属をカットしなければならない物もありますが、古いワイパーゴムに使われている金属を外して、新しいワイパーゴムにはめ込んで流用出来るものがほとんどです。フリーカットタイプは、1本200円以下の物もあるので、安く仕上げるには重宝します。
グラファイトコート ワイパー替えゴム8mm幅/6mm幅 サイス選択OK 送料無料 追跡メール便発送
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6月6日はワイパーの日
ワイパーは最低でも一年に一度は交換したいものとお伝えしてきました。
視界が良好で、安全運転をするためにも、年に一度、ワイパーの日に自分でワイパー交換してみてはいかがですか?
ワイパーブレードのメーカーで構成する日本ワイパーブレード連合会が制定した日。車の安全に欠かせないワイパーブレードの正しい交換時期を提案するなどの活動で交通安全に寄与し、市場の活性化を図るのが目的。日付は6月は梅雨の時期で車のワイパーがいちばん活躍する季節であることと、運転席と助手席側の2本使われていることから同じ数字が並ぶこの日を記念日としたもの。
あなたの愛車のワイパーは大丈夫ですか?
雨や雪では視界を確保するのにかかせないワイパー。ワイパーが正常に動かない場合や、ゴムが切れている、又は付いていない場合は車検でも、不適合車になってしまいます。
使用頻度が高いワイパーの重要性を理解できていれば、日常的に点検をし、安全運転に備えられます。
また、車検前に自分で交換できれば、車検費用も抑えて安全も確保でき、一石二鳥。ぜひ試してみて下さい。
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