車検が切れていた!違反点数・罰則・罰金は?事故にあったら補償されるの?
皆さんは車検を、有効期限が切れる前にきちんと受けていますか? ディーラーから案内の手紙が来て思い出したり、なかなか車検を受ける時間がなくてギリギリになってしまうという方もいると思います。 最悪の場合、知らずに車検が切れていることを忘れたまま走っていることも・・・。 実は車検が切れていると、結構大きな罰則があるんです。 今回は車検が切れてしまうと、どのような罰則があるのかを紹介します。
今乗っている車種:セリカ…
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- 最終更新日:2017-4-10 / 投稿日:2016-11-30
目次
そもそも車検とは?有効期限は?
車検の正式名称は「自動車検査登録制度」といいます。
自家用車は、初回(新車時)は3年ごと、その後は2年ごとに受けることが義務付けられています。
車検の有効期限はフロントガラスに貼ってあるステッカーに記載されています。
これを「検査標章」といいます。
車検は車の部品などの故障などを検査するものではなく、法律で定められた保安基準を満たしているかをチェックするものです。
なので、車検を受けていれば次の車検までに車が確実に安全だということを示すものではありません。
車検を受けていないこと自体が違反ではなく、車検を受けていない車を公道で運転すると違反となります。
車検は有効期限の1ヶ月前から受けることができます。
車検と同時に更新している自賠責保険も重要
車検切れになっていると同時に有効期限が切れてしまうものがあります。
それは自賠責保険です。
自賠責保険とは、車を乗る上で必ず加入しなければいけない強制保険です。
自賠責保険は、車検時に車検代と一緒に支払っており更新をしています。
車検切れだけではなく、自賠責保険が切れている車も運転することができないので、車検切れと同時に罰則対象になります。
車検切れの車を運転した場合の罰則は?
車検切れの車を公道で運転した場合、違反点数6点、30日間の免許停止、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金となります。
自賠責保険も切れてしまっている車を公道で運転した場合には、違反点数6点、1年以下の懲役または50万円以下の罰金となります。
車検切れと自賠責保険も両方切れている車を公道で運転した場合は、違反点数12点、90日間の免許停止、1年6ケ月以下の懲役または80万円以下の罰金となります。
自賠責保険は車検時に更新するので、車検が切れている場合は、自賠責保険も切れていることがほとんどです。
そのため、違反をしてしまうと免停確実です。
車検が切れた車で事故を起こしてしまった場合
車検が切れてしまったら自賠責保険も切れてしまうことは説明しました。
では、任意保険に加入していれば補償されるのでしょうか。
任意保険は自賠責では足りない部分を契約する保険です。自賠責では物損は出ないので、任意保険では全額出ます。これに対して、対人については、自賠責を超える部分は任意保険で出ますが、自賠責部分についてはあなたの自己負担になります(相手方は自動車損害賠償保障事業で救済されます)。
自賠責に入らないと自賠責法違反になり、刑事罰も科せられるのでやめましょう。
補償された場合は、自賠責保険でカバーできない部分を実費で支払うことになります。補償されても補償額が減額してしまうこともあります。
必ずしも補償されるわけではないので、車検をきちんと通しておくことに越したことはないですね。
車検切れの車を車検を通すにはどうすればいいの?
車検切れの車では公道を走ることはできませんので、そのまま車を車検業者やディーラーに持って行くことはできません。
車を持って行く方法は2つあります。
■1つ目は仮ナンバーを申請して、自分で車検業者やディーラーに持って行くことです。
仮ナンバーは市町村役場で取得することができます。
市町村役場までも公道を走ることはできませんので注意してください。
■2つ目は車検業者などにレッカーを依頼して、車を移動させることです。
どちらにしても、手間とお金がかかりますのでメリットはありません。
車検切れはいいこと無し!絶対に忘れないように!
いかがでしたか?
車検が切れてしまった車で公道を走ると様々な罰則があり、車検切れの車を再び車検を通すためにも手間とお金がかかります。
車検の有効期限をメモをするなどして覚えておいて、有効期限が切れる前に余裕を持って車検を通すようにしましょう。
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