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ココロも財布も大打撃!【免許取消】の点数・欠格期間・再取得までの流れを再確認!

ココロも財布も大打撃!【免許取消】の点数・欠格期間・再取得までの流れを再確認!

免許取り消しは最大で10年の欠格期間や免許の再取得など、金銭的負担も精神的負担もかなり大きく、厳しい処分です!飲酒運転で捕まれば、ほぼ一発で免許取り消し!普段、安全運転をしていれば縁のないことではありますが、免許取り消しが実際どのような内容かを知れば絶対に避けたい気持ちになるのは間違いないでしょう。STOP交通違反!!

今乗っている車種:セリカ…

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  • 最終更新日:2017-3-3 / 投稿日:2016-11-8

 

運転免許証の【点数制度】の計算方法は減点じゃなくて加点?

 

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運転免許には点数制度があります。違反をすると、点数はどうなるのでしょうか。

点数制度とは、自動車等の運転者の交通違反や交通事故に一定の点数を付けて、その過去3年間の累積点数等に応じて免許の停止や取消等の処分を行う制度です。

例えば、過去3年以内に行政処分を受けたことがない場合、6点から14点までは停止処分に、15点以上は取消処分に該当します。

累積点数なので、違反をするごとに◯点が加算されていき、合計△点以上で免停、合計●点以上で免許取消という計算になります。

ちなみに、酒気帯び運転(0.25mg/l以上)は、違反点数25点なので、一発で免許取り消し&欠格期間2年です!

平成27年(2015年)には、42,844人が免許取り消しとなっています。免許保持者の約2,000人に1人(0.05%)の確率で発生しています。(参考:運転免許統計(平成27年版)|警視庁

違反は【減点】ではないの??

このように「減点」という言葉をよく聞きますが、15点以上で免許取り消し処分となることから、15点を「持ち点」として、そこから◯点を減点していき「0点」になる=持ち点がなくなる=「免許取り消し」という考え方から、減点というひとたちが多くなっているのだと考えます。

混乱しないように、理解しましょう!

 

免許【取消】と免許【停止】の違いとは?

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■免許取消とは

交通違反に対する処分として、免許が没収されることをいいます。

■免許停止とは

交通違反に対する処分として、免許が停止され、決められた期間のあいだ車の運転ができなくなります

免許停止の場合は、決められた期間が過ぎればまた運転することができますが、免許取消の場合は免許が没収されるので、運転をすることができなくなります。

免許取消になる点数は、前歴によって点数が異なります。また運転をするためには、免許の再取得が必要ですが、一定期間、免許が再取得できない期間があります

 

 

免許【取消】となる違反点数は?

免許取消となるのは、前歴の回数によって累積点数が異なります。

免許取消となる累積点数は、前歴がない場合は15点以上、前歴1回は10点以上、前歴2回は5点以上、前歴3回以上は4点以上となっています。

前歴とは、違反をした日から過去3年間で免許停止や免許取消などの処分を受けた回数です。

前歴は、処分が終了してから1年間、無事故無違反だとリセットされます。

免許の再取得ができない【欠格期間】とは?

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免許取消となった場合、再取得ができない期間があり、これを「欠格期間」といいます

欠格期間は「一般違反行為」と「特定違反行為」によって異なります。

【特定違反行為】と【一般違反行為】の違いとは?

  1. 運転殺人等
  2. 運転傷害等
  3. 危険運転致死
  4. 危険運転致傷
  5. 酒酔い運転・麻薬運転
  6. 救護義務違反

 

①~⑥の行為が「特定違反行為」となります。
それ以外の違反は危険性の低い「一般違反行為」となります。

特定違反行為は、重大な危険を生じさせる違反行為とされ、一般違反行為の点数に比べて大きな点数がプラスされます。(平成21年6月1日の道路交通法改正により)

■【詳細】特定違反行為の種別と点数

●運転殺傷等
└運転殺人等 62点
└運転障害等(治療期間3ヵ月以上又は後遺障害) 55点
└運転傷害等(治療期間30日以上 ) 51点
└運転傷害等(治療期間15日以上 ) 48点
└運転傷害等(治療期間15日未満又は建造物破損 ) 45点

●危険運転致死傷
└危険運転致死 62点
└危険運転致死傷(治療期間3ヵ月以上 又は 後遺障害) 55点
└危険運転致死傷(治療期間30日以上 ) 51点
└危険運転致死傷(治療期間15日以上 ) 48点
└危険運転致死傷(治療期間15日未満 ) 45点

●酒酔い運転 35点

●麻薬等運転 35点

●救護義務違反(いわゆる轢逃げ) 35点

欠格期間は最長で10年!飲酒運転でひき逃げ事故を起こしたとき!

⑤酒酔い運転・麻薬等運転の場合は、従来どおり、交通事故の種別に応じて点数を付加

飲酒運転に対する行政処分は特に強化されていて、図のように、飲酒運転でひき逃げ事故を起こしてしまうと、欠格期間は最大10年となります。(平成21年6月1日の道路交通法改正により)

■警視庁の前歴0~4回、点数70点までの欠格期間一覧

こちらの警視庁のページでは、前歴0~4回、点数70点までの欠格期間を一覧で見ることができます。(2016年3月31日更新)

自分の現在の点数は運転記録証明書で確認できます

もし不安であれば、運転記録証明書を取り寄せて、現在の点数を確認してみましょう!

運転記録証明書って?取得のための申請方法や料金・必要な日数など

実際の免許取消は違反後に通知が来てから!

 

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違反をしてすぐその場で免許取消になるわけではありません。

違反して約2週間程度で「意見の聴取通知書」が届きます。

通知書に聴取会の日時と場所が記載されているので、記載されている日時に記載されている場所へ行きます。

聴取会は、違反内容などの聴取を行い、弁明することもできます。その意見によっては、処分が軽減する場合もあります

免許取消の場合は、この日から免許取消となります。なので、聴取会に車で行くと無免許運転となりますのでやめましょう

違反していなくても、持病による免許取消も!

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2014年6月1日から道路交通法が改正されて、持病の申告が義務化となりました。

その際、「自動車運転に支障を及ぼすおそれがある病気」に該当すると、免許停止や剥奪となる可能性があります。

統合失調症、てんかん、再発性の失神、無自覚性の低血糖症、躁うつ病、重度の眠気の症状を呈する睡眠障害、認知症、血管疾患、アルコール中毒、麻薬中毒

が対象となります。

もし虚偽の回答をした場合は、1年以上の懲役または30万以下の罰金となります。

免許が取り消された場合でも、薬物などの中毒者以外であれば症状が改善すれば免許を再取得することができます

免許取消となった日から3年以内であれば技能試験と学科試験が免除され、適性検査のみで再取得できます。その場合、以前の免許が継続したものとして扱われるため、ゴールドだった人はゴールドで再取得できます。

運転免許証を再取得する流れ

  1. 運転免許取り消し
  2. 仮運転免許の取得(普通自動車の場合)
  3. 欠格期間の終了
  4. 取消処分者講習を受講
  5. 運転免許の技能試験、学科試験に合格
  6. 運転免許取得

だいたいこのような流れになります。(異なる場合もあるようです)

取得費用は30,550円!【運転免許取消処分者講習】の内容とは

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免許を再取得する場合は、運転免許取消処分者講習を2日間受けなければいけません。

受講料は30,550円かかります。

講習には違反内容により2種類あります。

「飲酒取消処分者講習」と「通常の取消処分者講習」があります。

■通常の取消処分者講習

酒酔い運転や酒気帯び運転以外の違反により免許取り消しになった人が受講します。原則として2日間連続で行われ、第1日目が7時間、第2日目が6時間の講習です。内容は下記の通りです。
・運転適性検査の実施と指導
・実車での指導
・危険を予測した運転の指導
・感想文 など

■飲酒取消処分者講習

免許取り消しの理由が酒酔い運転や酒気帯び運転など飲酒運転に関係する人は「飲酒による取消処分者」を対象とした講習を受講します(この講習は平成25年度から全都道府県で実施されています)。

内容は上記の通常の取消処分者講習で行われることに加えて以下のことを行います。

呼気検査機を使用して呼気検査
アルコールスクリーニングテスト(オーディット)
飲酒に関する簡単な質問への回答結果により、飲酒状態を判別して改善のため指導が行われます

ブリーフ・インターベンション(1回目)
オーディットの結果などをもとに、飲酒行動の改善を指導し、目標を設定します

飲酒日記の作成
2日目の講習を受けるまでの約30日間、飲酒状況を日記形式で毎日記録します

こちらの講習も2日間なのですが、2日目の講習日は、1日目の受講から30日以上経過した日に指定され実施されます。この日まで、毎日飲酒状況の記録が必要となります。

飲酒運転を二度と起こしては行けないという意気込みがとても感じられますね。

■講習終了後の流れ

2日間の講習終了後、修了証書をもらいます。

修了証書をもらってから1年以内に運転免許試験を合格しなければ再取得できません。1年以内に運転免許試験に合格できなければ、再度講習が必要となります。

また、欠格期間中に運転免許試験を受けることはできません

■早めの予約を!数ヶ月待ちの場合もあるようです!

予約は運転免許センターや警察署等で実施しています。

取り消しは一瞬でも、復活するまでが長くて大変ですよ!

「免許取消」といっても、細かくてたくさんの種類があるので理解するのがなかなか難しいですね。

しかし、免許取消になってしまうと、車にも乗れないから普段から乗っている人はとっても不便です!

再度免許を取得するまでには、相当長い時間がかかり、かつ、お金もかかります。金銭的負担も精神的負担も大きくなります。

免許取消はしてはいけない違反の代償です。

最悪の事態にならないためにも、常日頃から安全運転を心がけましょう。

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