横滑り防止装置【よこすべりぼうしそうち】
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横滑り防止装置・ESCとは自動車の旋回時にかかる横Gに流されない様に姿勢を安定させる装置です。スタビリティ・コントロール・システムとも呼ばれ、突然の路面状況の変化や、危険回避などのための急ハンドルにも対応する効果があります。ESCはオーバーステアやアンダーステアなどの不安定な状態を検知すると、各種センサーのデータをもとにブレーキとエンジン出力の自動統合制御をおこないます。この様にして車両の急激な挙動変化に対応し、可能な限り制動の安定化を図ります。ESCの導入以降、事故の軽減に一定の効果が確認されていて、特に単独事故の発生率が大きく減少しています。また日本の自動車横滑り防止装置の費用便益分析では、車両単独事故に関しては39.5%、正面衝突事故に関しては27.0%が回避できると期待がもたれている装置です。