バルブスプリング【ばるぶすぷりんぐ】
- タグ:
バルブスプリングというのは開閉する際にバルブを閉じるためのスプリングを指します。
バルブは燃焼のための吸気や排気を行う際に開閉動作を行いますが、このバルブの開閉時の調節が特に難しいとされています。
バルブを閉じる際には、若干の緩みがあったとしたら燃焼室での圧縮動作を行っている際に空気漏れを生じさせてしまいます。
そうすると効率のよい燃焼を行うことが出来ず、燃費にも響いてきます。
密閉力が弱いために生じるバルブの閉止動作はかなりのウィークポイントになってしまいます。
そのため、バルブスプリングの強さの調節は適正な燃焼動作を行うための重要な部品の一つとなっているのです。
バネの素材ではピアノ線や耐熱バネ鋼などのものが使用されたりしているのが主流となっています。
エンジンの振動などでもバネの閉じが緩むこともあるので、2本のコイルスプリングなどを用いた複合バルブスプリングというものもあります。