ピストンで行われる上下運動の往復を、回転運動に変えるためのシャフトをクランクシャフトと呼んでいます。
コネクティングロッドと接続されている部分であり、往復運動と回転運動の変換のために重要な役割を果たしています。

クランクシャフトの形というのはいびつな形であって、凹凸の形で屈曲しているものとなっています。
このいびつな形の変化によってエンジンの燃焼のタイミングにズレが生じることで、ピストンなどのそれぞれのタイミングの運動を起こしているのです。

そういったズラし運動によって、往復でそれぞれの燃焼運動が効率よく継続的に停滞することなく稼働するのです。
そのために素材自体には剛性が求められており、耐久摩耗性も強く鍛造されているものがほとんどです。